インカレフィギュア、男子SPは明治大の佐藤駿が首位、関西大の片伊勢武アミンが2位
第97回日本学生氷上選手権大会 男子7・8級SP
1月6日@小瀬スポーツ公園アイスアリーナ
1位 佐藤駿(明治大学) 92.97点
2位 片伊勢武アミン(関西大学)75.10点
3位 朝賀俊太朗(関西大学) 74.57点
4位 中村俊介(同志社大学) 74.25点
5位 吉岡希(法政大学) 72.01点
6位 大島光翔(明治大学) 69.34点
7位 大中惟吹(東洋大学) 61.77点
8位 杉山匠海(岡山大学) 60.64点
フィギュアスケートの日本学生氷上選手権大会(全日本インカレ)が山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナで開かれている。1月6日は男子7・8級ショートプログラム(SP)があり、2025年世界選手権代表の佐藤駿(エームサービス/明治大学)が92.97点の高得点で首位発進した。2、3位にはともに関西大学の片伊勢武アミン、朝賀俊太朗が続いた。男子フリーは7日11時から行われる。
佐藤駿、年末に三浦佳生と反省会
明治大学3年の佐藤が技術力の高さを見せて首位発進した。この日は難易度を落とした構成で臨み、冒頭の4回転トーループジャンプを鮮やかに決めると、3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプも着氷させた。
先月の全日本選手権はジャンプのミスが重なり7位に終わり、落ち込んだ。1週間ほどオフを取り、スケートからも離れた。年末には三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大学)の家に泊まり、鍋を囲んで反省会。「いろいろ話して、気持ちのリフレッシュになりました」
今月中旬にFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(イタリア)を控え、2月に冬季アジア競技大会(中国)、3月に世界選手権(アメリカ)と大会が続いていく。「SPで全日本の失敗を払拭(ふっしょく)できるような演技ができたと思う。フリーで良い演技をして次の試合につなげていきたい」と先を見つめた。
関西大学3年の片伊勢は、トリプルアクセル(3回転半)ジャンプの着氷が乱れたが演技全体をまとめて2位につけた。「学校を背負っているので頑張らないといけない。思ったりよりすごい熱量で応援してくれて、最後のしんどい時も頑張ろうと思えた。明日も(朝賀と)2人でいい結果で終われたらなと思います」と意気込んだ。