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Presented by JBA/B.LEAGUE

「B.LEAGUE 2022-23 SEASON Injury Report」より

Bリーグでメディカル・フィジカルパフォーマンス領域の「SCS推進チーム」始動

2023.09.16

B.LEAGUEは2023-24シーズンから、「命を守る」「選手稼働の最大化」および「パフォーマンス向上」を理念とし、競技価値の向上からリーグの発展を目指す取り組みとして、整形外科や脳神経外科などの専門家を体制化し、「B.LEAGUE SCS 推進チーム(以下「SCS推進チーム」)」を発足・始動した。

また、SCS推進チームの監修のもと、2022-23シーズンに発生した外傷・障害の調査結果を「B.LEAGUE 2022-23 SEASON Injury Report」として公開した。レポートでは、B1、B2の全38クラブにてシーズン中に発生した外傷・障害について、クラブより報告された情報を基に集計・検証。国内プロスポーツリーグにおいてリーグ全体の外傷・障害を集計したレポートの発行は国内初となる。

今回発足したSCS推進チームが主体となり、今後も毎年レポート発行を行う予定。クラブ横断でトレーナーやコーチが協働し外傷・障害情報を集め、各分野の専門家とともに分析し、予防のための対策を立て、その知見を各クラブにフィードバックしていく。

この取り組みを推進することで、B.LEAGUEはクラブの垣根を越えて選手の安全を守り、選手稼働の最大化とパフォーマンス向上から、バスケットボールの魅力をさらに高めていく。さらに、頭部外傷・脳振盪(のうしんとう)に関する概要やリスクについて、「頭部外傷・脳振盪について」も公開した。

■ B.LEAGUE SCS 推進チーム 概要
※SCSとは、命を守る(Safety)、選手稼働の最大化(Condition)、パフォーマンスの向上(Strength)の頭文字
・ 協賛:株式会社ユーフォリア
・ 取組期間:2023年7月1日~2024年6月30日(以降継続的な活動を予定)
・ 活動理念:①命を守る②選手稼働の最大化③パフォーマンス向上
・ メンバー:以下のとおり
整形外科…金勝乾 順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科・スポーツ診療科診療科長
脳神経外科…中山晴雄 東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科/院内感染対策室・副室長
感染症…中山晴雄 東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科/院内感染対策室・副室長
アスレティックトレーナー…吉岡淳平 川崎ブレイブサンダース フィジカルパフォーマンスマネージャー
ストレングス&コンディショニング…吉田 修久 千葉ジェッツ ディレクター・オブ・スポーツパフォーマンス&プレイヤーディベロップメント
スポーツセーフティー…佐保豊 NPO法人スポーツセーフティージャパン代表理事
外傷障害調査研究…株式会社ユーフォリア
※内科、メンタル、薬品、食品・栄養の領域を今後拡張予定

・公開資料
B.LEAGUE 2022-23 SEASON Injury Report
頭部外傷_脳振盪について