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バスケ日本、五輪出場権獲得 W杯最終戦80-71でカボベルデ破る

パリオリンピック出場を決め、喜ぶ日本代表(撮影・竹花徹朗)

 日本、フィリピン、インドネシアが共催するバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)第9日は2日、各地で順位(17~32位)決定リーグの最終戦が行われた。O組の日本(世界ランキング36位)は沖縄アリーナでカボベルデ(同64位)を80―71で下した。アジア最上位が確定し、2024年のパリ五輪出場権を獲得した。

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 2年前の東京五輪は開催国枠での出場だったため、自力での五輪出場は1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりとなる。団体球技ではパリ五輪代表第1号となった。

 日本の先発は河村勇輝(22)=横浜BC=、比江島慎(33)=宇都宮=、馬場雄大(27)=無所属=、渡辺雄太(28)=サンズ=、ホーキンソン・ジョシュ(28)=SR渋谷。

 第1クオーター(Q)は、相手の高さを生かした攻撃に苦戦。208センチのホーキンソンが3リバウンドを奪ったほか、相手ファウルを誘うなどゴール下での活躍を見せ、17―19で終えた。

 第2Qは、日本が好ディフェンスで流れを引き寄せた。前半終了時点で、3点シュート4本を含む16得点の富永のほか、河村、ホーキンソンが2桁得点を挙げ、50―37とリードした。

 第3Qは、相手のシュートミスが相次ぎ、渡辺がリバウンドを奪って攻撃へつなげた。ホーキンソンの3点プレーや、富樫のこの日初得点も生まれ、73―55と差を広げた。

 第4Qは得点がぱたりと止まり、相手の反撃を防ぐ我慢の展開に。ホーキンソンが、終了間際に3点シュートを放つなど、リードを守り切り、80―71で勝利した。

=朝日新聞デジタル2023年09月02日掲載

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