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左から男子日本代表チームのトム・ホーバスHC、JBAの三屋裕子会長、JBAの東野智弥技術委員長、女子日本代表チームの恩塚亨HC

JBAが男女日本代表チームの強化方針・活動計画を発表「新たな思いで世界に勝つ」

2022.06.30

日本バスケットボール協会(JBA)は6月7日、東京都内で記者会見し、2022年度男女日本代表チームの今後の強化方針や活動計画を発表した。

「どのカテゴリーもまず世界一」

女子日本代表は9月22日からオーストラリアで開催される「FIBA女子ワールドカップ2022」で優勝を、男子日本代表は2023年8月25日から沖縄、フィリピン、インドネシアで開催される「FIBAワールドカップ2023」でアジアゾーン最上位をめざす。

JBAの三屋裕子会長は会見冒頭、「これからまた新たな思いで世界に勝つ、世界を驚かせるバスケットをいかに展開していくか、そのための強化方針と事業計画を発表させていただきます。日本バスケットボール協会もこれからますます成長を遂げていきたいと思います」と挨拶。JBAの東野智弥技術委員長は男女日本代表の強化方針を説明。「バスケで日本を元気に。これを実践していくためにどのカテゴリーもまず世界一」と力強く語った。

男子日本代表2チーム制で強化

会見では第1次日本代表候補選手が発表された。男子は候補選手やディベロップメントキャンプメンバーなどから2つのグループに分けて強化する。

男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)は過去と現在のバスケの違いや各国の試合データを見せながら3Pシュートやディフェンス・リバウンドなど強化ポイントを挙げた。「Know your role Know your teammate's role」というメッセージを紹介し、「自分の良いところを絶対忘れないで。もう一つ、自分のチームメートのroleも覚えて」と語った。就任後4試合を指揮し、「少しずついいチームにできそうかなと思います。これから楽しみです。みんなの力で強くなりましょう」と飛躍を誓った。

女子日本代表「世界一のアジリティ」を

女子日本代表の恩塚亨HCは「世界一のアジリティ "COUNTER BASKETBALL"」を掲げる。「他者に絶対負けない強みを持つことが鍵」とし、「高いアジリティを発揮し続ける」戦略を示した。アジリティについて「あらゆる局面でも素早く効果的なプレーを発揮し続けられること」と意味づけ、「日本人の強みであるアジリティをもとにして、あらゆる状況に即応してカウンターパンチを入れられるようなバスケを目指している」と話した。7月以降、欧州の強豪国との試合などを通してアジリティの発揮力を高めていく。

女子は8月11日、12日に「三井不動産カップ2022(宮城大会)バスケットボール女子日本代表国際強化試合」、男子は8月13日、14日に「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2022(仮称)」(いずれも対戦相手は調整中)を実施する。