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Presented by JBA/B.LEAGUE

ファイナルのパートナーを務めた日本生命 ©︎B.LEAGUE

日本生命がなぜBリーグをサポートするのか? 未来のバスケ界への想い

2023.06.22

Bリーグの年間王者を決める「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」で、琉球ゴールデンキングス(以下、琉球)が2連勝で初の栄冠を手にした。大会のタイトルパートナー(特別協賛)を務めているのが日本生命保険相互会社(以下、日本生命)だ。同社の常務執行役員でコーポレートプロモーション部長の高田保豊さんに、パートナーとしての取り組みや日本バスケットボール界への想いを聞いた。

「バスケで日本を元気に!」の理念に共感

2023年5月末に横浜アリーナで行われた「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」。琉球が千葉ジェッツを破って初優勝を決めたGAME2は、リーグ史上最多となる1万3657人の観衆が集まるなど、大会は大いに盛り上がった。日本生命は2022-23シーズン、チャンピオンシップとB2プレーオフも含めたポストシーズン全体のタイトルパートナーとなり、ファイナルでは3シーズン連続3度目のタイトルパートナーを務めた。

日本生命がBリーグのパートナーになったのは2021年3月。Bリーグは「バスケで日本を元気に!」というJBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)の理念のもとに活動しており、その理念に共感した。

日本生命は、スポーツ応援のスローガンとして「Play, Support. ~さあ、支えることを始めよう。~」を掲げている。「Play, Support.」には、スポーツは勝ち負けだけでなく、「アスリートやスポーツを支えてきた人々の姿勢」など、様々な「人の想い」や「人と人の深い絆」が背景にあり、それを伝えていくことで、保険の「助け合い」という理念への共感や、理解につなげていきたいと考えている。

「応援すること」や「支えること」の大切さを社会に広く知ってもらうため、日本生命は、全国各地でスポーツ教室やボランティア活動を展開し、地域振興やスポーツの裾野拡大に取り組んでいる。

「Bリーグのパートナーである『価値』を創造しながら、Bリーグが目指す『未来』を一緒につくっていきたいです」と高田常務は話す。

Bリーグとの連携について語る高田保豊常務

各支社が地域のクラブを応援

Bリーグは全国各地にクラブがあり、地域密着を大切にしている。その点も日本生命との親和性が高い。

「当社は全国に99の支社、1495の拠点があります。5万人ほどいる営業職員は、それぞれの地域に寄り添いながら、いざという時にお役に立てるよう働いています。地域を元気にしたい、という想いは、Bリーグ、JBAの想いと近しいものがあると思っています」

Bリーグのパートナーになって以降、各支社が地域のクラブを応援する体制を確立した。2022-23シーズンは30クラブに45支社が協賛している。2023-24シーズンはさらに拡大する予定だ。

地域連携のプロジェクトも進んでいる。例えば、日本生命とB2の西宮ストークスは、兵庫県の包括連携協定企業のパートナーとして、3者で連携し、2023年2月より、クラブのホームゲームに子供たちを無料招待している。

琉球との取り組みでは、2023年4月に地元の沖縄県内の子供たちを対象にバスケットボール教室を開催。参加した約30人の子供たちは、クラブのホームアリーナであり、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」(フィリピン、インドネシア、日本の共催)の舞台にもなる、沖縄アリーナに立てる喜びを感じながら貴重な経験を得た。

オフコートでも、各クラブが取り組むSDGsの活動において、環境問題の解決に向けて地域住民とクラブ、選手とともに、植樹や海岸の清掃活動などを行っていく予定だ。

沖縄アリーナで開催されたバスケットボール教室(提供・日本生命)

職員の意識に変化

高田常務によると、Bリーグとのパートナーシップによって、職員の意識に変化が現れたという。

「地域のみなさまと一緒になった地元クラブの応援、運営ボランティアなど、参加型の取り組みをしたことで、スポーツを応援することや、支える意識が確実に高まっています。加えて、取り組みを通じた、これまでにない地域との関係を築くことで、地域のみなさまとの距離も縮まり、職員の地域への思いがより強くなっています」

企業に対する周囲の認識も変わってきているという。「保険商品・サービスの提供を通じて安心・安全をお届けするという本来の役割に加え、社会課題の解決や地域の発展のために尽くしてくれる会社とご評価いただける機会が増えてきました」

日本生命はBリーグのみならず、JBAやJWBF(日本車いすバスケットボール連盟)、また、グループ会社の大樹生命と連携して、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)も支援している。

日本生命、西宮ストークス、兵庫県の3者が連携した取り組み(提供・日本生命)

車いすバスケも積極的に支援

車いすバスケットボールでは、元女子日本代表の北間優衣選手が日本生命の職員として在籍、また男子日本代表の香西宏昭選手、鳥海連志選手、古澤拓也選手のサポートもしており競技活動を支えている。競技やカテゴリーの垣根を越えてバスケ界全体をサポートする。

2022年8月からはJBAとJWBFとともに「ALL BASKETBALL ACTION」の取り組みをスタート。車いすバスケットボール日本代表がBリーグやWリーグの選手と対戦するデモンストレーションや競技の体験会を、日本代表の試合会場やBリーグ、Wリーグのオールスターなどで実施している。

「バスケットボールは多様性に富んだスポーツです。ダイバーシティーやインクルージョンという言葉が注目されている時代ですが、すでにそれが体現できています。そのバスケットボールを通じて、共生社会への理解を広げ、『バスケで日本を元気に』の理念の実現につなげていければ、と思っています」と、高田常務は将来を展望する。

JBA、JWBFとともに取り組んでいる「ALL BASKETBALL ACTION」©︎B.LEAGUE

バスケ界を応援できる喜び

日本生命は今後もBリーグのパートナー企業として、各団体とも連携しながら、日本全国に元気を届け、各地域の活性化にも取り組んでいく。具体的には「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」での日本代表の応援や、「ALL BASKETBALL ACTION」の継続的な推進を考えている。

高田常務は「Bリーグのクラブへの協賛を通じた地域貢献活動を進めていきたいという支社が増えています」と顔をほころばせる。

オフコートでも、ダイバーシティー推進やSDGsなど、地域・社会が抱える課題解決に向けたアクションを起こしていく。

「取り組みを通じて日本生命のことを知っていただきたいですし、地元で顔が見える企業でありたいです。一方で、“バスケを応援している日本生命”の職員が、その喜びを感じながら、みなさんと一緒に明るい未来をつくる存在になれれば、と思っています」

「Bリーグが目指す『未来』を一緒につくっていきたい」と語る

そして次のように続ける。

「Bリーグのパートナーになってから、私自身もBリーグの魅力を実感しています。最大の魅力はアリーナにあると思います。そこはお子さんから年配の方まで生きている喜びを共感できる空間です。コロナ禍では、リアルな人と人との結びつきが難しくなりましたが、試合会場のアリーナには、人を元気にしてくれる精神的なつながりがあります。ですから、是非アリーナに足を運んでいただきたいです」

Bリーグは今後も、強力なパートナーである日本生命とともにバスケ界を盛り上げ、地域振興や社会課題解決にも力を注いでいく。