アメフト

関西学生アメフト開幕 いきなり閃光走らせた立命館、完勝スタート

この秋最初のプレーが、立命WR北田の俊足によってタッチダウンになった(撮影・安本夏望)

アメリカンフットボールの関西学生リーグは8月30日に開幕。大阪・エキスポフラッシュフィールドで1試合があり、4年ぶりの甲子園ボウル出場を狙う立命館大が31-0で龍谷大を下した。

試合開始1分あまりで14-0とリード

試合開始を20分遅らせる原因となった雷はおさまったが、試合開始と同時にフィールドに閃光が走った。龍谷大のキックオフを受けた立命大のWR北田真貴(3年、北大津)が味方の開けてくれた穴をトップスピードで抜け出し、エンドゾーンまで89ydを駆け抜けた。試合開始わずか14秒での先制TDになった。

しょっぱなにリターンタッチダウンを決め、仲間に祝福される北田(撮影・安本夏望)

立命の勢いは止まらない。自陣49ydからのこの日最初のオフェンス。ボールを託されたエースRB立川玄明(たつかわ・ひろあき、3年、大阪産大付)が中央付近を抜け、タックルをかわしてエンドゾーンまで駆け抜けた。開始1分36秒で14-0となった。
第1クオーター(Q)終盤にはゴール前まで攻め込みながら、相手のハードタックルを受けたRB立川がファンブル。ボールを失った。しかし立川のこの日二つ目のTDなどで24-0とし、試合を折り返した。後半の途中からはエースQB荒木優也(4年、立命館守山)に替えて2回生の野沢研(佼成学園)を投入。7点を追加した。

試合開始1分36秒、立命のRB立川が51ydのタッチダウン(すべて撮影・篠原大輔)

初めてのリーグ戦出場、最初のプレーでTD

北田真貴の話
「高校まで野球部で、今年の春からやっと試合に出て、リーグ戦に出たのは今日が初めてでした。最初のキックオフでリターンタッチダウンするのをイメージしてました。みんながブロックしてくれたおかげでタッチダウンできて、結果的にチームの雰囲気をよくできてよかった。レシーバーでもスターターで試合に出られるようになりたいです」