大学野球

京大が10シーズンぶりに勝ち点、19年ぶりの最下位脱出に光 関西学生野球

10シーズンぶりの勝ち点をつかみ、喜びを爆発させる京大の選手たち(すべて撮影・安本夏望)

関西学生野球秋季リーグ戦 第63回戦

 108日@ほっともっとフィールド神戸
京大(21敗)4-0 関西学院大

野球の関西学生秋季リーグ戦で108日、京大が2014年秋の同志社大戦以来で勝ち点を獲得した。関西学院大3回戦の6回に4点を先取、3投手による零封リレーで快勝した。これで京大が5位、関学は6位となり、京大にとって2000年秋以来の最下位脱出が見えてきた。

集中打と零封リレーで快勝、監督は嗚咽

ほっともっとフィールド神戸のスコアボードには11個の「0」が並んでいた。均衡を破ったのは久々の勝ち点ゲットにかける京大だった。6回裏、代打の和田直也(3年、四日市)がライト前ヒットで出塁し、送りバントと代打の鈴木岬希(2年、北野)の内野安打で1死一、三塁。ここで3番の北野嘉一(3年、北野)のライト前ヒットで1点を先制。さらに続く4番で主将の西拓樹(たくな、4年、西京)5番の脇悠大(2年、膳所)6番の岩城孝典(2年、嵯峨野)の連続ヒットで3点を追加し、この回計4点。 投げては仲村友介(4年、西京)、長谷川雄大(4年、岐阜)、藤原風太(4年、東海大仰星)の3投手が零封リレー。先発で6回を投げた仲村がリーグ戦初勝利を飾った。

仲村(左)は4回のピンチを切り抜け、岩城と喜び合った

10シーズンぶりの勝ち点獲得について青木孝守監督は「選手に感謝です。ほんと、長かったです」と、嗚咽(おえつ)まじりに言葉を絞り出した。京大は1012日からの第7節の同志社大学戦で勝ち点を奪えば、19年ぶりの最下位脱出となる。

京大にとっての大一番でリーグ戦初勝利を挙げた先発の仲村

もったいないから、仲村を先発させた

京大・近田怜王コーチの話(元プロ野球ソフトバンク、現在はJR西日本勤務)
「きょうはピッチャーがよく頑張ってくれました。仲村はもともと先発の予定じゃなくて、本人が一番ビックリしてました。ポテンシャルがあるピッチャーで、使わないのはもったいないので仲村で勝負しました。(右肩のけががあって)50球以上はバクチでしたね(笑)。ほんと、よく90球投げてくれました」

6回、4点目のホームを踏み、仲間に出迎えられる京大主将の西(右手前)

あくまで最下位脱出が目標、自力でかなえる

京大・西主将の話
「こみ上げてきました。僕がいる4年間で勝ち点がかかった試合を何度も経験してきました。ほんとに長かったです。去年は戦力がそろってて、とれるかなと思ってたんですけど、とれなくて……。今年は去年から戦力が落ちたと思いますけど、下回生がよく頑張ってくれました。勝ち点1が目標じゃないです。あくまで最下位脱出が目標です。きょうは、僕らにとって大きな一歩です。何としてでも、自分たちの力で(次の同志社からも勝ち点を奪って)目標をかなえたいです」

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