柔道

特集:いざ、東京オリンピック・パラリンピック

パラ柔道・瀬戸が銅メダル パラ転向4年目、パリへ期待

男子66キロ級3位決定戦で勝利した瀬戸勇次郎(撮影・川村直子)

 「やっぱり、金メダルが良かった」。銅メダルを首にかけ、柔道(視覚障害)66キロ級の瀬戸勇次郎は報道陣を前にまずそう言った。「でも、取れるか取れないかではえらい差なので、結果を残せて良かったです」と笑った。

 準々決勝で敗れ、敗者復活戦から3位決定戦に進んだ。2分6秒、内股すかしを鮮やかに決め、一本勝ち。「相手の動きに反応しただけ。決まって自分もびっくりした」。畳を下りてから、ガッツポーズをした。

 高校3年までは健常者の中で戦っていた。1988年ソウル大会の金メダリスト、礎真一さんに見いだされてパラリンピックを目指すようになり、過去3大会で金メダルを獲得した藤本聡との代表争いを制して、この大会にやってきた。

 「メンタルも体力も技術もまだまだ。どうすれば勝てるか、これから考えたい」。転向してまだ4年の21歳。パリ大会ではてっぺんを狙う。

=朝日新聞デジタル2021年08月27日掲載