アメフト

中大アメフト 昨シーズン王者の早大に完敗、自分の役割やりきれるか

11回ボールを託され、計48yd前進した中大RB大津

関東大学リーグ1部TOP8 第3節

9月28日@東京・駒沢第⼆球技場
中央大(3敗)7-31 早稲田大(3勝)

第3節、中大は昨シーズン関東王者の早大に挑んだ。先制タッチダウンを決められると、第3クオーター(Q)終了時点で0-28に。第4Qに7点を返したが反撃もそこまで。3戦全敗となった。

いきなり食らったインターセプト

第1Q、中大は最初のオフェンスでパスをインターセプトされる。そして中大ディフェンスは早大のロングパスを阻止できず、ゴール前へ攻め込まれる。難なく相手RBにエンドゾーンへ飛び込まれ、先制タッチダウンを許した。0-7となった。

第2Qも中大は攻めきれない。早大の勢いを止められず、このQに二つのタッチダウンを追加された。中大はなすすべのないまま、0-21で試合を折り返した。

ルーキーQB小島がWR渡邊へTDパス

第3Qの3分すぎにもタッチダウンを奪われ、0-28。第4Qが始まってすぐにフィールドゴールを決められ、0-31となった。しかし、ついに中大のタッチダウンが決まる。後半から出てきたQB小島大地(1年、鎌倉学園)のパスがWR渡邊大二朗(2年、中大杉並)へヒット。33ydのタッチダウンパスになった。中大の応援席が、ようやく盛り上がった。

「このプレーはいっぱい練習してきたので、決まってうれしいです」と渡邊。スコアは7-31。ここからも攻めの姿勢を崩さずに戦った中大だったが、追加点は奪えなかった。

第4クオーター、タッチダウンパスを受けた中大WR渡邊

キャプテンのDL神谷康治(4年、南山)は言った。「(早大は)誰が出ても同じような動きをしてくる。しっかり準備もしてきてて、そこは本当に見習わなきゃいけないです」。一回できたことでも、できたものと思って振り返ったり、続けたりしないこと。一つのプレーや自分の役割をやりきること。それらをチームの課題として挙げた。

リーグ戦は残り4試合。「WIN THE DAY」のスローガンのもと、中大ラクーンズは最後まで勝利を目指して突き進んでゆく。