アメフト界の「青」と「赤」 関学と日大が2年ぶりに対戦へ
アメフトの関西学院大と日大が2年ぶりに対戦することになった。関係者によると、5月30日に神戸・王子スタジアムで交流戦として戦う予定。2018年5月6日の両校による第51回定期戦で日大の選手による反則タックル騒動が起き、関学側が「安全性が保証できない」として定期戦を中止。秋も日大が公式戦出場停止処分を受けて関東1部BIG8に降格していたため、過去2年は甲子園ボウルで対戦する可能性もなかった。
騒動を受けて日大の首脳陣が一新され、昨秋のシーズンで関東1部TOP8への復帰を決めた。その後両チーム間で協議し、対戦を決めたという。定期戦として復活するかどうかは未定。
この秋のシーズンではともに甲子園ボウル出場を目指して関西、関東のリーグ戦に臨む。前回、2017年の甲子園での対戦では日大が23-17で勝ち、27年ぶりの学生日本一になった。
甲子園で日大にリベンジして終わりたい
昨年末、関学の守備の柱であるLB海崎悠(3年、追手門学院)に学生ラストイヤーの話を振ると、彼は言った。「2年前の甲子園ボウルで日大に負けて、リベンジしたくてもチャンスがなかった。あの試合はLBとして何もできずに終わりました。悔しさがずっと残ってて、いつも日大を意識してきました。最後に甲子園で日大に勝って終わりたいです」。17年の甲子園ボウルで日大の1年生QBとして躍動した林大希(3年、大正)も昨秋のシーズン中に「関学ともう一回やりたい気持ちは強いです」と話していた。
まずは5月の神戸で、青と赤がお互いの現在地を確認することになりそうだ。