大学ラグビー

ラグビーワールドカップ2019を支えた二人が、転職で得たものとは?

昨年、日本中を沸かせたラグビーワールドカップ。あのビッグイベントを支え、盛り上げた二人の大学スポーツ出身者がいる。一人は慶應義塾體育會蹴球部(ラグビー部)出身で、三菱地所の社員として「丸の内15丁目PROJECT」を企画・運営し、大会を盛り上げた高田晋作さん。もう一人は慶應義塾體育會ラクロス部出身で、ラグビーワールドカップ2019組織委員会のスタッフとして大会運営をサポートした藤居陽さん。ともに転職によってその仕事にたどり着いた二人に、転職を決断した理由や、それによって得たものについて聞いた。

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三菱地所株式会社 
ビル営業部 兼 ラグビーワールドカップ2019プロジェクト推進室(現ラグビーマーケティング室) 統括
高田 晋作さん

NHKのディレクターから、畑違いの不動産業界へ

――高田さんは新卒でNHKに就職し、27歳のとき三菱地所に転職されたそうですね。畑違いの不動産業界に転職したのはなぜですか。

NHKでは山形放送局で番組制作に携わっていました。仕事は楽しかったのですが、5年経った頃、このままテレビ局の仕事を続けていくことに疑問を感じるようになったんです。テレビ局の仕事は、世の中の出来事に対して客観的に、取材者すなわち第三者として向き合う姿勢が求められます。そして、画面の向こう側にいる視聴者に情報を届ける役割を担っています。

そんな仕事を続けるうちに、もっと自分が主体となって何かを成し遂げたい、それによって喜ぶ人の顔を直に自分の目で見たい、そういった欲求が強く湧き上がってきたんです。またNHKでイベントの仕事に携わるなかで、自分は番組を作ることよりも、多くの人を巻き込んで場づくりをすることが好きだと気づきました。そんなとき、たまたま不動産業界の方からお話を伺う機会があり、街づくりに強い関心をもったんです。

――そこで転職を決断されたんですね。実際に不動産業界で仕事をされていかがでしたか。

三菱地所に入社したばかりの頃は分からないことだらけでした。一つひとつ先輩や協力会社の方に仕事のことを聞いて、知識を身につけて……。

これまでに、ビルの営業や管理、街のブランディング、ベンチャー企業の育成支援など、さまざまな経験をしました。この仕事の醍醐味は、自分たちが様々な想像を膨らませながらをつくり提供することで、お客さんが喜んでくださる顔をダイレクトに目にできること。この部分がやはり大きいと思います。

――大学時代のラグビー部での経験が、仕事で生かされていると感じることはありますか。

不動産の仕事は、多くの関係者や協力会社と力を合わせることが不可欠です。その点では、チームスポーツのラグビーに大学で4年間取り組んだ経験はとても役立っています。厳しい勝負の世界で、判断を迫られたら決断して、覚悟を持って最後までやりきる。そこはラグビーも、現在の仕事でプロジェクトを遂行するうえでもまったく同じです。

仕事の〝軸〟をもとに考えることで、思わぬ道が開けることも

――転職して良かったと思うことはなんでしょうか。

大きな街づくりの仕掛けや、街の活性化の取り組みに携われていることです。その一つであるラグビーワールドカップに仕事として携われたことは、転職したときは思ってもいなかったことです。もともと三菱地所は、スポーツイベントの協賛の実績が決して多いとは言えない会社でした。

ただ日本でのワールドカップ開催が決まり、会社のラグビー経験者の後輩たちと「うちの街づくりの仕事とワールドカップを絡められないだろうか」と話しているうちにすごく盛り上がって……。丸の内をはじめとする街とラグビーを掛け合わせてワールドカップを盛り上げ、街に活気を呼び込む。そして当社の事業にもプラスになるように繋げていく、ということを社内、そして上層部に説明しました。当初はラグビーワールドカップの認知度も国内では低かったので試行錯誤はありましたが、粘り強く取り組んだ結果、承認をもらえて実現できました。

――その一環である「丸の内15丁目PROJECT」は大成功でしたね。

期間中はもともとのラグビーファンだけでなく、この大会を通じてラグビーが好きになった人など、多くのラグビーファンで盛り上がり、丸の内に人々の〝熱狂〟の光景が生まれ、街の風景が一変しました。社内外の沢山の方に喜んでいただけ、まさに街づくりと場づくりの醍醐味を多くの人と共有できた体験でした。

イベント企画や映像制作でNHK時代の仲間や先輩とともに仕事ができたことも嬉しかったですね。転職したからといって、前職とのつながりが途切れてしまうわけではない。むしろ転職をすることで、前の会社のメンバーと一緒に新たな価値を生み出せることもあると実感しました。

「丸の内15丁目PROJECT」でのイベントの様子

――今、転職を考えている人や、悩んでいる人へのメッセージをお願いします。

転職が成功するかどうか。それは誰にも分かりません。悩むのは当然です。今やっている仕事と、まだやっていない仕事の比較はできないので、なかなか答えは出ないでしょう。ある程度の直感や思い切りも必要です。

ただ決断をするうえでは、自分が仕事に求める〝軸〟を大切にしたほうがいいと思います。僕の場合の軸は、〝場づくりがしたい〟〝お客さんの喜ぶ顔が見たい〟といったことでした。自分が仕事で重視する〝軸〟をもとに転職を考えることで、思ってもいなかった道が開かれることもあるのではないでしょうか。

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公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会
企画局 経営企画部 副部長
藤居 陽さん

大手プラント建設会社から、2年間限定で組織委員会へ

――藤居さんは新卒から10年間働いた大手プラント建設会社を辞め、2年間限定でラグビーワールドカップ組織委員会に転職されました。この決断をした理由を教えてください。

前職では、おもに中東や東南アジアにおけるプラント建設のプロジェクトマネジメントに携わってきました。協力会社と連携し、限られた人員、予算と納期のなかでプロジェクトを管理し、遂行する仕事です。国、文化や価値観の異なるプロジェクトメンバーやステークホルダーとともに、大規模かつ複雑なプラント建設を1日の遅延も許さずに客先の求める品質を担保しながら遂行することは、困難も多かったですが、それだけにやり甲斐もありました。

そのような仕事で培ったプロジェクト管理のノウハウや経験を他のフィールドで生かすことで、新しい価値を生み出せないか。そんなことを考えて、転職サイトに登録していました。ただまだその時点では具体的に「この仕事」というのは決めていなかったのですが、あるとき『ビズリーチ』で組織委員会の人材募集を知り、一生に一度の機会だと考え応募しました。

――2年間限定の仕事に不安はなかったのでしょうか。

当時6歳と2歳だった子供がおり、「大丈夫?」と思った人もいたかもしれません(笑)。でも私自身は、期限が決まっていることに大きなリスクは感じませんでした。むしろ期限が決まっているからこそ、自分の力が通用したのかどうか、はっきり見極めることができる。2年後にはその結果をもとに、新しい挑戦ができる。だから期限が決まっていることを、むしろポジティブに捉えていました。

――組織委員会で実際に仕事をされて、いかがでしたか。

私のミッションは組織全体を俯瞰し、課題を見つけ、マネジメントと解決策を考え、組織全体に浸透させていくことでした。2年間仕事をしてみて、前職で培った手法が通用した部分もあれば、新たに気づき対応していく部分も多かったと感じます。

今回の大会は日本、そしてアジアで初めて開催されたため、私を含む多くの関係者がラグビーワールドカップという大会運営の経験を有していませんでした。そのような場合においては、プラント建設のように実績やノウハウに基づく厳格かつ緻密な管理よりも、ある程度柔軟性を持って取り組みながらPDCAを繰り返していくことのほうが効率的であると感じました。

いずれにしろこれほど規模が大きく、世界が注目するプロジェクトに関わらせていただいた経験は、自分にとって大きな財産ですね。自身が組織に貢献しようと思って転職しましたが、結果的に多くのことを学ばせてもらいました。

人生トータルで豊かになることが大事

――組織委員会は3月で解散するため、現在2度目の転職活動をされているそうですね。次の仕事はどのようなものを考えているのですか。

今後もプロジェクトマネジメント経験の強みを生かしながら、さらに成長できる職場で働きたいと考えています。業界や業種にこだわりはありません。事業全体を俯瞰しながら、リソースを適正に配分して、課題解決をする。そんな経験を積み重ね、将来的には経営に携われるポジションで仕事をしたいと考えて転職活動をしています。

今回も『ビズリーチ』に自分の職務履歴書を登録してあるので、まずはその情報をもとに来る企業からのメッセージやスカウトを見て、次に働くフィールドを考えているところです。

ラグビーワールドカップ組織委員会の事務局にて

――改めて、転職にはどのような意義があるとお考えですか。

転職は、自分が成長するうえでの一つの手段だと思います。一つの会社にいて成長し続けられるなら、無理に転職をする必要はないと思います。一方で、成長の機会を一つの会社のなかに制限する必要もない。社外にも目を向けたほうが、成長の機会が多くなることは間違いありません。

――最後に転職を考えている方や、転職活動中の方にアドバイスをお願いします。

転職では目先の収入や役職などより、人生トータルで豊かになっていくことを考えるのが大事だと思います。実際、私の場合も有期限組織に転職することは、短期的にはリスクを伴うものです。ただし今回の経験を通じて長期的には自分のキャリアのポートフォリオは豊かになり、今後の活躍の場は広がったと感じます。長い目で見れば、自分に返ってくるものは間違いなく大きくなると考えています。

それに転職活動は自分の市場価値を知り、自己分析やキャリアの棚卸しをするのにいい機会です。転職サイトで自分の職務履歴書に対してくる企業からのメッセージも一つの指針になります。外部からの評価を知ることで、社内評価以外の客観的な意見も取り入れることができます。転職活動をすることで、結果的に自分の会社の良さが分かることもあるでしょう。ですから必ずしも転職する強い意思がなくても、まず転職サイトに登録してみるメリットは大きいと思います。

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