アメフト

Xリーグが新入生勧誘支援のプロモーションドラマ 、鳥内・関学前監督らも熱演

「KICKOFF~青春の晴れ舞台~」の撮影風景(写真は全て日本社会人アメリカンフットボール協会提供)

日本社会人アメリカンフットボール協会(Xリーグ)は、新入生勧誘活動を支援する全国大学アメフトプロモーションドラマ『KICKOFF~青春の晴れ舞台~』を企画・制作し、公式YouTubeチャンネルで公開した。

『KICKOFF~青春の晴れ舞台~』

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年からアメフトをはじめスポーツを取り巻く環境は一変した。大学から始める選手が多いアメフトでは昨年度から全国の大学で新入生部員の獲得に苦労する状況が続いている。そこで、国内最高峰のXリーグでは、「何か手助けになることがしたい」と、新人勧誘活動でアメフトの魅力を最大限にアピールできるようなプロモーションドラマ制作のプロジェクトを立ち上げた。制作費用を募ったクラウドファンディングには、338人の支援者から目標額の550万円を大きく超える684万円が集まったという。

ヒロイン「さわ」を演じる仁村紗和さん

20分余りのプロモーションドラマで主人公「こう」を演じる平野宏周さんはテレビ東京系特撮ドラマ「ウルトラマン Z」の主人公役で一躍有名になったが、学生時代にアメフトを経験している。ヒロイン「さわ」役は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」にも出演の仁村紗和さんら豪華なキャスティングとなった。このほか、前関西学院大学監督の鳥内秀晃さんや4years.応援団長のコージ・トクダ(みらいふ福岡SUNS)も重要な役目で出演し、新勧活動を支援している。

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関学の鳥内前監督(右)も新勧支援のため友情出演している

ドラマの著作権は日本社会人協会が持っているが、新入生の勧誘リーフレットへのQRコード掲載や大学内施設での放映など部員を勧誘するためにチームが使うことはできるという。Xリーグが発表したコメントは次の通り。

「未知の世界に飛び込む素晴らしを」

「アメリカンフットボールは大学から競技を始めても経験者に追いつき、追い越すチャンスのあるスポーツです。組織力も必要なので、競技活動を通じて団結力の大切さを学ぶとともに生涯の友となり得る仲間と出会うことができます。大学で新たにアメリカンフットボールに挑戦すれば未知の世界に飛び込む素晴らしさを体感できるでしょう。本作品をきっかけにアメリカンフットボールを始めようとするすべての人たちが、生涯を通じてフットボーラーとしての誇りを持ち、謙虚に学び、挑戦し続けることで社会で活躍する人材になってほしい。それがXリーグの願いです」