モーグルの堀島行真、銅メダル 予選1回目の16位から巻き返し
フリースタイルスキーは5日、男子モーグルが行われ、堀島行真(トヨタ自動車)が銅メダルを獲得した。予選を2回目で通過すると決勝1回目で5位、決勝2回目も上位6位以内に食い込み勢いづいた。3日の予選1回目は16位だった。堀島は競技後のインタビューで「最低限メダルを(目標に)掲げていた。安心した。夢は金メダル。またここから、競技を続けたい」と話した。
杉本幸祐(デイリーはやしや)、原大智(日本スキー場開発ク)は決勝2回目、松田颯(しまだ病院)は予選2回目で敗退。
堀島は前回の平昌大会では、決勝で転倒し途中棄権の11位に終わっていた。ショックの大きさから、競技をやめることも考えた。同じ舞台に戻ってきて、銅メダルで雪辱した。
今大会、日本勢初の表彰台に立ち、今季W杯3勝、世界ランキング2位の意地をみせた。
■日本選手の順位推移
堀島 原 杉本
予選① 16 8 6
予選② 5 ― ―
決勝① 5 3 2
決勝② 3 7 9
決勝③ 3 ― ―
※原、杉本は予選1回目で決勝進出が決定。決勝①は20人中12人が決勝②に進出、決勝②は12人中6人が決勝③に進出
=朝日新聞デジタル2022年02月05日掲載