インカレ出場へ負けられない関大サッカー、今シーズン最多の5得点で立命下す
関西学生リーグ1部後期 第2節
9月23日@滋賀・水口スポーツの森陸上競技場
関西大(勝ち点17)5-3 立命館大(20)
総理大臣杯が終わり、後期のリーグ戦が始まった。インカレ出場のために一戦も落とせない関大は、後期の開幕戦で京産大に敗戦。しかし、続く立命館大戦では今シーズン最多の5ゴールを決めて競り勝った。
高橋のゴールで追いつき、福原が勝ち越し弾
関大は前半8分、最終ラインでボールを奪われて先制点を献上。いきなりの失点だったが、下を向かずに反撃を仕掛けた。同29分、DF松尾勇佑(1年、市立船橋)からの浮き球を受けたFW高橋晃平(4年、草津東)が冷静にゴール。追いついた。
その後も関大はチャンスを作った。松尾がドリブルで右サイドを崩し、クロスを送る。再び高橋が合わせたが得点には至らない。迎えた同35分、FW福原涼太(3年、静岡学園)が決めた。MF松本歩夢(3年、ガンバ大阪ユース)からのパスを受けると右足を振り抜き、2-1と勝ち越した。逆転した勢いのままに、MF牧野寛太(4年、履正社)が積極的にシュート。関大のペースで試合は進んだ。
後半7分には、牧野が高橋とのワンツーから3点目を奪取。「よっしゃー!」と叫び、派手なガッツポーズも飛び出した。しかし、立命館の反撃を受け、同22分にはPKで失点。1点差に詰め寄られた。
苦しい中で気を吐いたのはFW福原。GKとの1対1を制し、この試合2点目のゴールを奪う。直後に失点するが、途中出場のFW宮脇和輝(2年、ガンバ大阪ユース)のゴールで5-3。そのまま勝った。「苦しい時に点が取れるようになったのは、オフェンス陣の成長だと思う」と前田雅文監督。一方で3失点という現実は重い。課題も残る試合となった。
関大はリーグ7位につけているが、負けられない試合が続いていく。9月29日には、関西選手権決勝で敗れたびわこ成蹊スポーツ大と戦う。必ず借りを返し、インカレ出場のために勝ち点を重ねていく。