大学野球

春季リーグ開幕間近 同志社野球の打の要・小川晃太朗の最終シーズン

脚力も学生野球界屈指のリードオフマン

関西学生野球連盟秋季リーグ戦で、同志社大は5位に終わった。チーム打率.201、安打数70は共にリーグ最下位と、打線の不調が勝利を遠ざけた。中でも小川晃太朗(3年、龍谷大平安)は春から調子を落とし、2季ぶりにベストナイン入りも逃した。

あと一本が出ないもどかしさ

開幕から3戦を終え、勝ち点1。チームは苦しい状況に立たされていた。小川も調子が上がらず、苦しい思いをしていた。自分の思うように打てないと余計に力が入ってしまう。1番打者が塁に出なければ、打線に勢いが生まれない。分かっているからこそ、もどかしかった。

京大との2回戦ではスタメンを入れ替え、小川は4番を任された。「チャンスを生かすことができなかった」。あと一本が出ない。打順が変わっても、本来の打撃を取り戻すことができなかった。

結果として打率.239、目標としていた首位打者のタイトルは来季へと持ち越し。2季連続で選ばれたベストナインにも選出されなかった。

どん底から頂点へ

小川は春季リーグの際、「試合のときは無理に引っ張ったりせずに、外のボールだったら流したり、内のボールだったら引っ張るという単純な考え方で打席に立ってる」と語っていた。

脚力も学生野球界屈指のリードオフマン

コンスタントに結果を出す秘訣を自分自身では分かっている。だがいつも打てるとは限らない。秋季リーグで浮かび上がった課題は、修正力。悪いところを自己分析できれば、そう簡単に調子を落とすことはなくなる。本来の打撃ができれば、関西屈指の広角に打ち分ける技術でヒットを量産できる。

2カ月後には春季リーグが開幕する。「落ちるとこまで落ちた。ここからは上がっていくしかない」。1年のときからベンチ入りをし、主力として戦ってきた小川。どん底から頂点へ、苦楽を共にした仲間たちと神宮の地に立ち、ラストイヤーを締めくくる。