大学サッカー

大学生フットサル「アイデムカップ」 延長を制して近畿大ALMAが初V

33大会経て実施されたファイナルで近畿大学ALMAが初優勝を飾った(すべて撮影・河合拓)

アイデムカップ2019FINAL  決勝

12月21日@東京・エスフォルタアリーナ八王子
近畿大学ALMA  2(延長)1  國學院大學7渡しFC

12月21日、日本最大の大学生フットサル大会「アイデムカップ2019」のファイナルが開催された。今年3月から27都市で開催されてきた33大会を経て、近畿大学ALMAが初優勝。2大会ぶりにタイトルを関西に持ち帰った。

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関東勢5チームが予選リーグ首位通過

ファイナルには各地域の予選を勝ち上がったチームのほか、セントラル(中四国、関西、関東、東海)で敗退したチームの中からワイルドカード枠「アイデムセレクト」で選ばれた5チームを加えた、全24チームが進んだ。予選は6グループに分かれての総当たりリーグ戦。7分1本(ランニングタイム)で争い、各グループの1位と2位が決勝トーナメントに進出する。今年夏の大学フットサル選手権でベスト8入りを果たした愛知学院大学ART Futsal Clubは、ここで姿を消した。

ファイナルには24チームが出場

強さを見せたのが関東勢だ。Aブロックは2勝1分けで國學院大學7渡しFC、Bブロックはイナゴリズム、Dブロックは駒澤大学FC.AZUL、Eブロックは3戦全勝で中央大学MAPLE、FブロックはBergka Glanz CF。関東から参加した全5チームがそれぞれのブロックで首位となり、ベスト8に勝ち上がった。Cブロックは京都産業大学ONZEが首位通過。そしてAブロック2位の近畿大学ALMAとCブロック2位の東北工業大学フットサルサークルが、ワイルドカードで8強入りを果たした。

予選リーグは7分1本、決勝トーナメントは5分ハーフで戦った

先制点を守って勝利

決勝トーナメントは5分ハーフ(ランニングタイム)で実施。ここまで勝ち進んだ8チームには主催側からユニフォームが配られ、選手たちはそれを着て試合に臨んだ。またFリーグの解説でおなじみの元フットサル日本代表FP北原亘さんと、サッカーの実況も担当している中村義昭さんの試合解説とトークで、大会をさらに盛り上げた。

北原亘さん(左)と中村義昭さんが決勝トーナメントの実況と解説を担当

1回戦の第1~第3試合は、先制点を挙げたチームが1-0で逃げ切る展開となった。第1試合で近畿大学ALMAが駒澤大学FC.AZULに勝ち、第2試合では京都産業大学ONZEが中央大学MAPLEを破った。続く第3試合、開始10秒で先制したイナゴリズムがBergka GlanzCFの反撃を封じた。第4試合では國學院大學7渡しFCが2-0で東北工業大学フットサルサークルを撃破。この結果、準決勝第1試合は関西勢対決、第2試合は関東勢対決となった。

第1試合は手堅いゲームとなった。前半から互いに決定機をつくり出したが、チャンスを生かせないまま0-0で試合を折り返す。後半に京都産業大学ONZEが待望の1点を決めた。しかし近畿大学ALMAもすぐに反撃し、ミドルシュートで同点に。その後、近畿大学ALMAはPKを獲得したが勝ち越せず。結局、試合は1-1のままサドンデス方式のPK戦へ。先攻の近畿大学ALMAが成功。続く京都産業大学ONZEのシュートをGKがとめ、近畿大学ALMAが決勝進出を決めた。準決勝のもう1試合も接戦となったが、後半にショートカウンターから先制点を挙げた國學院大學7渡しFCが決勝へと駒を進めた。

1-1で延長へ、関大起が決勝ゴール

10分ハーフの決勝は、前半6分に近畿大学ALMAのFP遠藤誠也(4年)が右サイドから折り返したボールを、FP増田能武(4年)がゴールに沈め、先制。しっかりとブロックをつくって守る近畿大学ALMAに対し、國學院大學7渡しFCが攻めあぐねる。それでも後半3分には、相手のミスを逃さずにFP田中厚至(4年)が同点ゴールを決めた。

試合は1-1のまま、3分の延長戦へ。関のシュートが決勝点となった

近畿大学ALMAも攻め込んだが、追加点を挙げられない。1-1で試合は3分間の延長へ。そこで近畿大学ALMAのFP関大起(2年)が奮起。延長2分、右サイドからシュートを決め、再びリード。関は「PK戦までもつれたくなかった」と胸の内を明かした。このゴールが決勝点となり、近畿大学ALMAが初優勝をなしとげた。