アメフト

特集:関東大学アメフト新主将インタビュー2020

中央大・樋口尚行「言動で人を突き動かせる男に」 関東TOP8新主将インタビュー6

樋口(中央の1番)は昨シーズンからDLのスターターになった(すべて撮影・北川直樹)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関東大学アメリカンフットボールリーグは春のオープン戦をすべて中止しました。4years.では1部TOP8に所属する8チームの新キャプテン宛てにメールで6項目の質問を送付し、回答してもらいました。第6弾はかつて日大のエースQBだった須永恭通さんがヘッドコーチに就任した中央大学のDL(ディフェンスライン)樋口尚行主将(4年、城北埼玉)です。

質問1 理想のキャプテン像を教えて下さい。具体的な人がいるなら、その方の名前を挙げて、どんなところがすばらしいと思うのかについてもお願いします。

理想の主将像はカリスマ性があり、自らの言動で人間を突き動かせる主将です。具体的には49期の主将だった佐藤将貴さんと51期の神谷康治さんです。どちらも同じDLの先輩であり、振る舞い方や考え方など多くのことを近くで学ばせていただきました。

樋口はこれまでサッカーと空手を経験してきた

質問2 2020年度のチームスローガン(テーマ)と、そこに込めた思いを教えて下さい。もしスローガンがない場合は、自分がキャプテンとなったチームをどんな集団にしていきたいか答えてください。

「WIN THE DAY」とは、試合のその日である”THE DAY”に勝利(WIN)することはもちろん、試合までの11日である"THE DAY”において練習、トレーニング、リカバリー、食事、準備とすべての点で勝利するという意味です。ラクーンズが日本一になる上で最重要となる思考の一つだと考えています。

質問3 自分自身の過去3年を振り返って、どんな自己評価をしていますか?

100点満点で64点です。大学からフットボールを始め、昨年度のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出していただいたことに一定の評価はできますが、3年生からの試合出場ということもあり、チームに戦力として貢献できた時間が短いということ。そして、昨年の目標であったオール関東に選出されなかったことを踏まえ、この点数にしました。

質問4 チームにとって、4年生とはどんな存在であるべきだと考えていますか?

主将の意志を体現し、下級生の模範となる存在になるべきだと思います。

質問5 この秋、あなたがとくに期待する(期待できると思う)3年生以下の選手を一人挙げて、理由も教えて下さい。

2年生のOL(オフェンスライン)藤原快(南山)です。インターナショナルボウルの日本代表や1年生からのスタメン出場という経験を積んで、着実に実力をつけています。また、チーム随一のキャプテンシーを持っていることから、今年はもちろん、未来のラクーンズを背負う人間になるだろうと思っています。

須永ヘッドコーチのもと、ラクーンズは樋口を中心に学生日本一を目指す

質問6 最後に、秋のシーズンを心待ちにしているアメフトファンのみなさんへの言葉をお願いします。

アメフトファンのみなさま、いつも多大なる御支援、御声援ありがとうございます。今年は新型コロナウイルスの影響で世の中が混乱に陥ってしまいましたが、中央大学ラクーンズは虎視眈々(こしたんたん)と学生日本一を狙い、アメフト界を盛り上げます。今年も応援よろしくお願いします。

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