薬物事件でアメフト部を廃部にした日大 関東学生連盟に再加盟申請へ
アメリカンフットボール部員による違法薬物事件を受け、同部を廃部にした日本大学が、関東学生アメリカンフットボール連盟に再加盟を申請することが7日、分かった。関係者が明らかにした。廃部後に、元部員らの受け皿として設置した後継組織を加盟させる方針。アメフト部の創設については今後検討する。
再加盟が認められれば2025年度以降のリーグ戦に参加できるようになる。申請が通った場合でも初年度は「準加盟」の扱いとなり、原則3部からスタートする。
日大アメフト部は大学日本一を決める甲子園ボウル優勝21度を誇る強豪だったが、23年に部員による違法薬物事件が発覚。大学は廃部を決めた。24年に立ち上げた後継組織は「有志の会」として、違法薬物の検査で陰性が証明されることや、誓約書の提出などを参加条件として活動を続けてきた。昨年4月には中央大アメフト部でヘッドコーチを務めた日大OBの須永恭通氏が指導責任者に就任。公式戦復帰に向けた準備を進めてきた。
=朝日新聞デジタル2025年02月08日掲載