関学アメフト鳥内監督「我々はどうしようもない」 日大関係者の「不起訴」受けて
日大アメリカンフットボール部の“悪質タックル”問題で、傷害容疑で告訴されて書類送検されていた内田正人・前監督(64)と井上奨(つとむ)・元コーチ(30)、タックルをしたDLの宮川泰介(4年、日大豊山)の3人について、東京地検立川支部は11月15日、不起訴処分にすると発表した。
「嫌疑なし、ではないということ」
タックルを受けた側の関西学院大サイドは11月16日、全日本大学選手権の西日本代表決定2回戦で47-26で西南学院大に勝ったあと、前日の日大関係者に対する処分について語った。
鳥内秀晃監督の話
「思うところはあるけど、しゃあない。あの判断では宮川君が勝手にやったんか? ということになるやろ。『嫌疑不十分』ということは『嫌疑なし』ではないということ。我々としてはどうしようもないです。(日大は)宮川君をもっとはよ試合に出してやりたかったとは思うけどな。(明日の試合に)出て、残りを頑張ってくれたらええんとちゃうか。うちもいま、それどころやないしな」
小野宏ディレクターの話
「不起訴には三つの段階があり、今回は『嫌疑不十分』という判断が出た。極めてグレーゾーンで『嫌疑はある』と、とらえることもできる。それ以上(関学としては)どうしようもないです」