日大アメフト宮川泰介が17日にも戦列復帰へ 東京地検立川支部が不起訴処分
日大アメリカンフットボール部の“悪質タックル”問題で、傷害容疑で告訴されて書類送検されていた内田正人・前監督(64)と井上奨(つとむ)・元コーチ(30)、タックルをしたDLの宮川泰介(4年、日大豊山)の3人について、東京地検立川支部は11月15日、不起訴処分にすると発表した。
「重く受け止め、今後の糧に」
宮川は代理人の弁護士事務所を通じて「私の反則行為により、けがをさせてしまった被害選手とそのご家族、及び、関西学院大学アメリカンフットボール部の関係者の皆様に、改めて、おわび申し上げますとともに、嘆願書集めを始め、私に対していただいたご支援に、心から御礼申し上げます。また、応援して下さった皆様と、支えてくれたチームに、深く感謝申し上げます。今回の経過と処分を重く受け止め、今後の糧とさせていただきます」とコメントした。
宮川は今シーズン副将を務めているが、検察の最終判断を待つというチームの方針で、9月に始まった関東大学リーグ1部BIG8の試合には1プレーも出ていない。試合前の練習には参加するが、通常は主将と副将が参加する試合前のコイントスセレモニーにも参加せず、ベンチの奥にヘルメットを置いて、裏方の仕事に徹している。
あの日と同じアミノバイタルフィールド
これで出場に支障はなくなったと見ていいだろう。日大のリーグ戦の残り試合は11月17日の横浜国立大戦と12月1日の桜美林大戦。出られない間も練習と筋力トレーニングを重ね、日本の学生トップレベルの実力は維持してきた。17日の横浜国大戦は、問題の発端となった関西学院大との定期戦があったのと同じ東京・アミノバイタルフィールドが会場だ。日大の91番が昨年5月6日以来でフィールドに戻ってくる。