東海大学 名取燎太(3年、佐久長聖)――全日本大学駅伝では三大駅伝初出場ながらアンカーをつとめ、逆転で16年ぶり優勝のゴールテープを切った名取は、大会MVPにも輝きました。箱根駅伝でもキーマンとなるのは間違いありません!
青山学院大学 中村友哉(4年、大阪桐蔭)――4年生ではじめて三大駅伝に出場した中村。出雲駅伝での悔しい走りを全日本大学駅伝で挽回し、原晋監督も「箱根でも使う」と明言しました。目標は区間賞とチームの優勝。4年生の意地を体現している選手です。
駒澤大学 山下一貴(4年、瓊浦)――全日本大学駅伝のアンカー、箱根駅伝2区をともに2年連続つとめるなど、チームの中心戦力。ひょうひょうとした雰囲気の中に熱い思いを秘めている選手です。次も2区なら「ノーハプニングでいい走りをしたい」。
東洋大学 定方駿(4年、川棚)――父も兄も東洋大学陸上部の定方は、4年生で三大駅伝初出場。出雲駅伝6区区間3位、全日本大学駅伝7区区間2位とともに好走し、箱根での走りにも期待です。酒井俊幸監督は定方を「使命感で走る選手」と評価しています。
國學院大學 中西大翔(1年、金沢龍谷)――双子の兄・唯翔とともに國學院の次世代を担うルーキー。出雲駅伝3区3位、全日本大学駅伝4区4位と堅実な走りで、前田監督に「今後につながる」と評されました。初ハーフとなった上尾シティマラソンは63分台でした。
筑波大学 川瀬宙夢(5年、刈谷)――スポーツ整形外科医を目指している川瀬は「医学部で箱根を目指すなら筑波しかない」と心を決め、筑波大医学群医学類へ。実習で多忙な中でも練習を重ね、日本インカレでは3000m障害で4位入賞。予選会でもチーム5位の活躍でした。
早稲田大学 千明龍之介(2年、農大二)――1年次からルーキー離れした活躍を見せてきた千明。全日本大学駅伝では箱根駅伝予選会からの連戦でしたが、4区区間3位と好走しました。同学年の中谷雄飛とともに、早稲田を引っ張る選手です。
駿河台大学 吉里駿(3年、大牟田)――今年の全日本大学駅伝選考会でもエースとして期待されていたものの、風邪で欠場。徳本一善監督に大目玉を食らいました。しかし箱根駅伝予選会では奮起し、チームは12位に躍進。吉里は関東学生連合チームで箱根を目指します。
中央大学 森凪也(2年、福岡大大濠) ――今シーズン急成長を遂げているエース候補。1年次にけがで走れず、その後フォーム改造に取り組んだことがいまの躍進につながっています。10月の箱根駅伝予選会でもチームトップの成績で箱根駅伝出場権獲得に貢献しました。
明治大学 手嶋杏丞(2年、宮崎日大)――箱根駅伝予選会ではエース阿部など上級生を欠く中、一時日本人トップでレースを引っ張り全体9位、日本人4位といっきにブレイクした手嶋。最後まで大崩れせずタフさを見せました。昨年箱根を走れなかった悔しさが原動力になっています。