筑波大学 相馬崇史(3年、佐久長聖)――佐久長聖時代、駅伝部主将として全国高校駅伝準優勝を果たしました。文武両道を志し、筑波に進学。前回大会では関東学生連合チームで5区を走り、区間13位相当でした。筑波の襷で走る初めての箱根路では、5区でリベンジを狙っています。
明治大学 阿部弘輝(4年、学法石川)――10000mで27分台の記録を持つ阿部は今シーズン、世界選手権を目標に掲げていました。しかしけがで走れない日々が続き、夏合宿中もリハビリに取り組んでいました。それでも最後の箱根は後輩たちのため、「シード権」を引き寄せる走りを見せます。
駒澤大学 田澤廉(1年、青森山田)――出雲駅伝3区2位、全日本大学駅伝7区区間賞とスーパールーキー旋風を巻き起こしている田澤。箱根デビューは往路への起用が濃厚、流れを引き寄せる走りに期待です。「相澤さんのような、誰からもすごいと言われる選手になりたい」と意気込みます。
東京国際大学 伊藤達彦(4年、浜松商)――この1年で爆発的に成長した、東京国際大学の躍進を牽引するエース。学生ハーフ、ユニバーシアード3位、箱根駅伝予選会日本人1位、全日本大学駅伝2区区間賞と快進撃はとどまるところを知りません。箱根は2区が濃厚、エース対決に闘志を燃やします。
國學院大學 浦野雄平(4年、富山商)――前回の箱根駅伝ではじめて5区を走り、いきなりの区間新記録。関東インカレトラック2種目日本人トップ、5000m、10000mの国学院記録を保持するなど、スピード、スタミナの両方を併せ持ちます。主将の土方とともにダブルエースとしてチームを引っ張ります。
青山学院大学 吉田圭太(3年、世羅)――今年2月からの4カ月半はニュージーランドに留学。その間も起伏のあるコースで距離を踏み、苦手としていた上りを克服しました。出雲と全日本では「自分の力を最大限出せなかった」とコメント。箱根では100%の走りを目指します。
東海大学 館澤亨次(4年、埼玉栄)――夏にけがが発覚し、陸上人生初の停滞期を過ごした館澤。復調したいま、自らの強みと心得る「安定感」でチームを優勝へと導きます。区間エントリーでは補欠にまわりましたが、両角監督は「使う」と明言しています。
東洋大学 相澤晃(4年、学法石川)――名実ともに「学生ナンバーワン」といえる、東洋大のエースで主将。2区にエントリーされ、「箱根から世界へ」を体現するため、服部勇馬超えをしてほしいと酒井監督は期待します。狙うのは日本人最高のみならず、区間新記録です。