国士舘大学 ライモイ・ヴィンセント(2年、モチョンゴイ)――箱根駅伝予選会では1時間1分37秒で全体2位に入りチームをけん引し、4年連続の箱根駅伝出場に大いに貢献しました。前回は2区を走り3位。今年もエース区間での起用が予想されます。
日本体育大学 藤本珠輝(1年、西脇工)――全日本大学駅伝地区選考会のメンバーに1年生でただ一人選ばれ「スタミナがまだ不安」と語りましたが、夏を経ての箱根駅伝予選会ではチームトップ、全体14位と好走。全身脱毛症を抱え「病気のことをもっと知ってもらいたい」という思いも胸に走り続けます。
早稲田大学 中谷雄飛(2年、佐久長聖)――2年生ながら早稲田を引っ張るエース。今年はけがなどもあり思うように走れない時期もありましたが、全日本大学駅伝では粘りの走りを展開。2度目の箱根ではスピードを活かし、流れを変える走りを期待したいです。
東海大学 小松陽平(4年、東海大四)――前回の箱根駅伝で8区の区間記録を22年ぶりに更新し、MVPに輝いた小松。トラックシーズンでは思うように調子が上がらず苦しんだように見えましたが、「いつもどおり。涼しくなってきて走れるようになった」。最後の箱根駅伝は10区で、優勝のゴールテープを切りたいと笑って話します。
中央大学 舟津彰馬(4年、福岡大大濠)――1年時に主将をつとめるなど、4年間チームを引っ張ってきた舟津。トラックシーズンは1500mで日本選手権にも出場し、個人では東京オリンピックも視野に入れています。駅伝主将として、エースとしての自覚を持って最後の箱根路に臨みます。
筑波大学 金丸逸樹(4年、諫早)――11月の10000m記録挑戦会には筑波から19人が出場し、13人が自己ベストをマーク。そのトップの記録で駆け抜けたのが金丸でした。「チームの組織改革を3年生が中心になってやってくれてるんで、背中を見せるのが自分の役割だと思ってます」。エースの覚悟で箱根駅伝に臨みます。
東京大学 阿部飛雄馬(4年、盛岡第一)――今年の箱根駅伝予選会では前回より記録を1分以上も記録を更新し、関東学生連合チーム入りを決めました。さらに主将を任されたことに最初は「実感がない」とコメント。それでもいまは主将として自分ができることに心を砕いています。
青山学院大学 鈴木塁人(4年、流経大柏)――原晋監督が今大会で掲げた「やっぱり大作戦」には、「やっぱり4年生強かった」という気持ちも込められています。今シーズンはトラックで思うような結果が出なくても、常にポジティブな言葉を言い続けていました。5位だった出雲は欠場、2位だった全日本では4区を走り区間7位。最後の箱根にかけます。
早稲田大学 井川龍人(1年、九州学院)――高校時代にインターハイと国体の5000mで日本勢トップとなり、早稲田へ進学。ルーキーながら予選会では主将・太田智樹に続くチーム2位につけました。全日本大学駅伝では1区を任されるも16位。その悔しさを箱根にぶつけます。
駒澤大学 中村大聖(4年、埼玉栄)――チームを引っ張る駅伝主将。ユニバーシアードハーフマラソンでは銀メダルにも輝きました。出雲駅伝アンカーは腰痛に苦しみましたが、全日本大学駅伝1区では安定した走りを見せました。「このチームで絶対優勝する」という思いを胸に最後の箱根路に臨みます。東海大の館澤亨次、國學院大の土方英和とは高校の同級生です。