陸上・駅伝

東海大、再び高みへ スタミナ強化の先に見すえる全日本大学駅伝

出雲駅伝を走る東海大の選手たち

「スピードの東海大」と称されたタレントぞろいの先輩たちが去り、「育成元年」ともいえる2021年。シーズン初戦の10月の出雲駅伝では、間近に迫る全日本大学駅伝に向けて課題も見えた。再び高みを目指す意気込みや、高い意識で取り組んできたコンディショニングについて、選手たちに聞いた。

体力奪う暑さ、過酷なレース展開

学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったため、2年ぶりの開催となった。スタート時の気温は30.5度。真夏のような強い日差しを遮る雲もなく、例年にない暑さが容赦なく選手たちの体力を奪う。思うようにペースが上がらなかったり、最後の踏ん張りが利かなかったりする選手も目立ち、優勝候補と目された強豪校も沈む過酷なレースとなった。

例年上位争いに絡んできた東海大も例にもれずレース運びに苦しみ、出場20チーム中9位に終わった。だが、すでにその目は11月7日の全日本大学駅伝に向けられている。東海大の主将の本間敬大(4年、佐久長聖)は、全日本に向けて「夏合宿でも重点を置いたスタミナ強化の成果を出したいです」と話す。

その東海大は、森永製菓のサポートを受け、コンディションを整えてきた。2021年6月には同社とユニホームのスポンサー契約を締結。出雲駅伝でも選手たちは「inゼリー」のロゴを右胸に走った。

森永製菓は、出雲駅伝の大会スポンサーも務めた。レース当日は各中継所やゴール地点に大型のクーラーボックスを設置。走り終えた選手たちに冷やした「inゼリー」を提供した。

出雲駅伝では各中継所に置かれた「inゼリー」を多くの選手が手にとった

運動終了後、時間を置かずに栄養を補給することはコンディショニングに効果的とされる。最終6区を任された本間も「レース後はいつも、30分以内に栄養補給をするようにしています」と話す。出雲でも多くの選手が、流れる汗をタオルでぬぐい、首元を氷で冷やしながら「inゼリー」を口に運んでいた。

「inゼリー」使い分けて効率的に栄養補給

東海大の選手にとって「inゼリー」は、レースのときだけでなく、普段の練習から欠かせない存在だ。

今季トラックで、日本選手権10000m出場と関東インカレ1部5000mで5位入賞、そして学生個人選手権5000mでは大会新記録と自己ベストで優勝、さらに続くホクレン網走大会で5000mの自己ベスト更新と、最終学年でめざましい活躍が光る市村朋樹(埼玉栄)は、レースや追い込み練習の1時間ほど前に「inゼリー エネルギー」を飲むという。「僕だけでなく、チームのお決まりですね。おにぎりのような補食だと、おなかにたまってしまいますが、そういう心配もないので」

ゼリー飲料なので飲みやすく、手早く栄養素を補給できる。練習中に空腹感を覚えないことで、集中力が高まる感覚もあるという。

走り終えた直後に「inゼリー」で栄養補給する東海大の選手

また、強度が高い練習の直後は「inゼリー プロテイン」でたんぱく質を補給する。出雲で3大駅伝デビューを果たし、区間5位と力走をみせた2年の神薗竜馬(鹿児島実業)は「味もいいので、きつい練習のときは“終われば「inゼリー」が待っている”と、それを楽しみに乗り切っています」と話す。

チームのルーティンは出雲駅伝の前日も変わらなかった。本間によると、午前に行った刺激走では、走る前に「inゼリー エネルギー」を、走った後は「inゼリー プロテイン」と使い分けて、コンディションを整えたという。

主将の本間敬大。東海大の選手はレースでも練習でも「inゼリー」でコンディションを整えていく

栄養補給がもたらした「変化」

東海大の選手は、森永製菓のサポートを受けて、水分や栄養補給に対する意識がより高まったようだ。

神薗は水分補給を常に意識し、毎日2Lの水を飲むという。「普段からこまめに水を飲んで、のどが渇く状態を作らないようにしています」

3度の食事も大事にしている。本間は「厳しい練習の後はどうしても食欲がわきませんが、そういう時もバランス良くしっかり食べるようにしています」と話す。

市村が「inゼリー」と出会ったのは陸上競技を始めた小学生時代。「その頃から簡単に取れるエネルギー食と認識していました」。高校時代には講習を受けて栄養補給の大切さを学んだ。「inゼリー」を飲み続ける背景には、子どもの頃からなじみのあるロングセラーゆえの安心感もうかがえる。

栄養補給に対する意識に加え、「inゼリー」の活用は選手にどんな「変化」をもたらしたのか。

本間は「練習の疲れを次の日に持ち越さないことはとても大事。『inゼリー』を飲むようになってからコンディショニングがしやすくなりました」と教えてくれた。

エネルギーを消耗しやすいタイプと自己分析する市村は、エネルギー切れと感じる回数が減ったという。

「inゼリー」での栄養補給をすることが、よいレース、よい練習にもつながる

全日本は「東海大らしい走り」で復権を

出雲駅伝は「東海大らしからぬ」結果に終わった。本間は「夏合宿では充実した走り込みができたので手応えを感じていましたが、実力不足を痛感しました」と悔しさをあらわにした。

1区を担った市村も「気温が高くなるのは分かっていましたが、想定以上の暑さに順応できず、チームに流れをもたらす役割を果たせませんでした」と反省の弁を口にした。

5区で健闘した神薗も満足していない。「南国・鹿児島の高校出身ということもあり出雲の暑さは苦になりませんでしたが、目標は区間3位だったので…。4位や3位の選手とのタイム差はわずか。もうひと踏ん張りが必要でした」

すでに気持ちは切り替わっている。10月19日からは千葉で1週間、全日本に向けての合宿も行った。

2年と3年時の全日本で満足いく走りができず「貢献できなかった」と悔いを残す市村は「出雲での教訓を生かし、主要区間で区間賞を獲る走りをして、過去2大会分の個人の雪辱を果たします」ときっぱり。

神薗も「精神的にもきつかった夏合宿を故障せずに乗り切ったことも糧に、全日本では区間3位以内を目指します」と力を込める。

本間は、実業団からの誘いを断り、今シーズンで陸上競技を終えるつもりだ。「万全の状態で臨み、チームとして必ず上位争いに食い込みます」と決意を語った。

きたる11月7日の全日本大学駅伝では、スピードとスタミナを兼ね備えた「東海大らしい走り」で、前回大会2位のプライドを示すつもりだ。

区間5位と力走をみせた神薗竜馬。東海大は虎視眈々と上位を目指す

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・マスカット味

・180kcalでおにぎりおよそ1個分

お問い合わせ先

森永製菓株式会社

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