東海大が森永製菓とユニホームスポンサー契約を締結 支援活動強化し高みを目指す
東海大学陸上競技部中長距離ブロックは、森永製菓株式会社とユニホームスポンサー契約を結んだと発表した。6月中旬、「inゼリー」のロゴが入ったユニホームがお披露目され、両角速中長距離駅伝監督、本間敬太駅伝主将と主力選手たち、森永製菓マーケティング本部健康マーケティング部ゼリーカテゴリーマネジャーの榎本浩二さんが取材に応じた。
「inゼリー」を取り入れ、効率よく栄養補給
2018年頃から「inゼリー」をはじめとした物品提供の形でサポートしてもらっていたという東海大。昨年4月に世界陸連の広告規定が改訂されたのに伴い、日本陸連の規定も改訂され、ユニホームへのスポンサー掲示が解禁された。これまでサポートしてもらい、年々関係を深めていたこともあり、両角監督から提案。「今年のスタートには間に合わなかったんですが、このたびようやくお披露目できることになりました」。選手たちは6月24日から行われた日本選手権・U20日本選手権より「inゼリー」のロゴの入ったユニホームで競技に臨んでいる。
強くなるためには強度の高いポイント練習が不可欠だが、体にも大きな負担がかかる。「リカバリーを考えたときには、タンパク質の早めの摂取が重要です。もちろん食事から摂るのがベストなのですが、時と場合によってはタイミングを逃してしまうこともありました。ゼリー飲料なら手軽に摂れるのでいいな、と取り入れ始めました」
ポイント練習後に選手に飲むように意識づけているのは、「inゼリー プロテイン」。すっかり練習後の習慣となりつつある。「取り入れる以前よりも学生たちのコンディショニングに良い影響を与えているという実感がありますね。それから、長距離ではどうしても食事後すぐ練習するのが難しいため、空腹時にゼリーで補うこともしています」。夏合宿の30km走の際には、「inゼリー エネルギー」を走っている最中に摂取することもあるという。
「胃に負担がまったくないのでいいですね。それから製品としてはロングセラーなので、学生たちも中学、高校の時から取り入れている者が多く、安心して摂取できるというところはあると思います。こちらとしても安心して提供できますね」
サポートに感謝して競技に集中
主将の本間も、佐久長聖高校時代から「inゼリー」に馴染みのあった一人だ。「でも大学に入ってから、公式にサポートしていただいているということもあり、より活用するようになったと思います」。両角監督も言っていたように、ポイント練習のあとに「inゼリー プロテイン」を飲むことで、次の日への良い準備につながっているという。「激しい練習をした後は食事もなかなか体に入ってこない部分もあるので、ゼリー状だと取り入れやすいです」
本間は今年度主将に就任したが、陸上は大学で終わりにするつもりで就職活動にも取り組んでいた。「やっぱり大学駅伝が小さな頃からの目標だったので、それを区切りにして競技は引退して、次のステップに踏み出したいかなと思いました」。アスリートとして食事を非常に大切にしてきたこともあり、「inゼリー」などのサポートは大変ありがたいと感じていた。自らも志望企業としても食品・飲料メーカーを中心に受け、内定を得た。「社会に出たら、アスリートを支えていくような会社員になりたいと思います」と笑う。
パートナーとして高みを目指す
榎本さんは今回のスポンサー契約は単なる物品提供にとどまらない、と話す。森永製菓にはトレーニングラボという、アスリートの栄養とフィジカルをサポートする施設がある。「そこで得たさまざまなノウハウがあります。競技力、パフォーマンス力向上のためにデータを役立ててもらいたいし、そのときに『inゼリー』だったり、その他製品が選手たちの力になればいいと思います」
大学陸上界の強豪である東海大へのスポンサードは、社員にとってもモチベーションになる、とも榎本さんは言う。「好きで飲まれている、だけではなく、実際に効果を感じてもらい、提供した製品が結果につながっている、アスリートの力になっているという事実が積み重なれば、社員としてのモチベーションアップにもつながっていくと思います」
両角監督は今回、「inゼリー」のロゴをつけて競技することに対して「恩返しという意味合いが強い」という。「学生たちも入学したときから商品提供を受けているので、ロゴをつけて活躍することで少しでも恩返しできる、という気持ちがあると思います」。榎本さんもその気持ちを受けて、「ただ単にプロモーションという意味合いではなく、スポーツに打ち込む人たちのパフォーマンスアップにつながることを少しずつやっていけたら」と話す。
東海大の今年の目標は、「学生3大駅伝3位以内」。森永製菓とはスポンサー契約にとどまらない「良きパートナー」として、今後も高みを目指していく。