全日本大学駅伝メンバーエントリー シード8校編 駒澤大・田澤7区、順大・三浦2区
11月7日に開催される全日本大学駅伝。10月13日のチームエントリーでは1チームあたり16人の登録を届け出て、11月4日締め切りのメンバーエントリーで改めて競技者8人、補員5人へと絞られた。ここでは今日発表されたシード校8大学のメンバーを紹介する。
なお、当日の朝6時10分から6時30分までの間に最大3人までのメンバー変更を受け付けている。すでに区間に配置された選手の区間変更は認められない。最終的な走者はこのタイミングで発表される。
駒澤大学
2連覇を目指す駒澤大学は、主将でエースの田澤廉が7区に登録。ルーキーの佐藤条二が1区、出雲駅伝を走った安原太陽、花尾恭輔がそれぞれ6区、8区に登録された。出雲駅伝1区を走った篠原倖太朗（1年、富里）、9月に右足大腿骨の疲労骨折が判明した鈴木芽吹（2年、佐久長聖）はメンバーから外れた。エース格の1人に成長した唐澤拓海は補員となっており、当日どの区間に入ってくるかも注目される。4年生の佃康平も監督から期待される1人だ。補員も含め田澤、花尾以外は全員が全日本大学駅伝未経験という超フレッシュなメンバーで臨む。
1区 佐藤条二（1年、市船橋）
2区 円健介 （3年 、倉敷）
3区 中島隆太（3年、藤沢翔陵）
4区 赤星雄斗（2年、洛南）
5区 東山静也（3年、高岡向陵）
6区 安原太陽（2年、滋賀学園）
7区 田澤廉 （3年、青森山田）
8区 花尾恭輔（2年、鎮西学院）
補員 佃康平（4年、市船橋）、青柿響（2年、聖望学園）、赤津勇進（2年、日立工）、唐澤拓海（2年、花咲徳栄）、白鳥哲汰（2年、埼玉栄）
東海大学
「育成元年」とも言える今年、3位以内を目標としシード権は絶対死守と臨む東海大学。1区に登録されたのは中距離から距離を伸ばしてきた溝口仁。今年になってしっかりと地力がつき、実力を伸ばした市村朋樹がエース区間の3区に登録された。主将の本間敬大は7区、アンカーには他の選手からも「誰よりも距離を踏んできた」と評価された竹村拓真が入った。前回大会で6区区間新・区間賞の長田駿佑は補員となっており、当日変更で入ってくる可能性が高い。
1区 溝口仁 （2年、創成館）
2区 佐伯陽生（2年、伊賀白鳳）
3区 市村朋樹（4年、埼玉栄）
4区 川上勇士（3年、市船橋）
5区 佐藤俊輔（3年、鶴崎工）
6区 入田優希（2年、九州学院）
7区 本間敬大（4年、佐久長聖）
8区 竹村拓真（3年、秋田工）
補員 長田駿佑（4年、東海大札幌）、松崎咲人（3年、佐久長聖）、神薗竜馬（2年、鹿児島実）、喜早駿介（2年、仙台育英）、水野龍志（1年、小林）
明治大学
前回大会3位と躍進し、着実な強さを見せつけた明治大。今大会ではシード権獲得が目標だ。1区にはエース・手嶋杏丞が入った。アンカーの加藤大誠は前回大会でも7区を走り、2週間前の箱根駅伝予選会でも日本人2位となるなど、長い距離への適性を評価されている。2大エースの1人である鈴木聖人は補員となっており、入る区間によって試合の流れが大きく変わりそうだ。前回大会4区を走り、箱根でも好走した櫛田佳希（3年、学法石川）はメンバーから外れた。
1区 手嶋杏丞（4年、宮崎日大）
2区 新谷紘ノ介（1年、世羅）
3区 杉彩文海（2年、鳥栖工）
4区 小澤大輝（3年、韮山）
5区 尾﨑健斗（1年、浜松商）
6区 杉本龍陽（3年、札幌日大）
7区 橋本大輝（4年、須磨学園）
8区 加藤大誠（3年、鹿児島実）
補員 鈴木聖人（4年、水城）、漆畑瑠人（3年、鹿児島城西）、富田峻平（3年、八千代松陰）、児玉真輝（2年、鎌倉学園）、甲斐涼介（1年、宮崎日大）
青山学院大学
3大会ぶりの優勝を目指す青山学院大。5区の佐藤一世は前回大会も同じ区間で区間新・区間賞を獲得しており、今年の走りも注目される。7区は出雲駅伝アンカーで区間3位と好走した横田俊吾。最終8区には主将の飯田貴之が入り、前々回大会で逆転されたリベンジに臨む。エースの近藤幸太郎は補員登録。出雲駅伝の時のように1区、または前半区間でスピードに乗り流れを作る役割となるか。年始の箱根駅伝で10区を走った中倉啓敦（3年、愛知）はメンバーから外れた。
1区 志貴勇斗（2年、山形南）
2区 中村唯翔（3年、流通経大柏）
3区 岸本大紀（3年、三条）
4区 髙橋勇輝（4年、長野日大）
5区 佐藤一世（2年、八千代松陰）
6区 西久保遼（3年、鳥栖工）
7区 横田俊吾（3年、学法石川）
8区 飯田貴之（4年、八千代松陰）
補員 近藤幸太郎（3年、豊川工（現豊川工科）、関口雄大（3年、豊川）、鈴木竜太朗（2年、豊川）、田中悠登（1年、敦賀気比）、若林宏樹（1年、洛南）
早稲田大学
戦力が充実し「優勝」を目標とする早稲田大。前回大会同様、エースの中谷雄飛を3区に置いた。中谷とともにチームを引っ張る太田直希、相楽豊監督からも期待する選手として名前が上がった菖蒲敦司、出雲駅伝4区区間賞の石塚陽士は補員になっており、当日変更で出走することが濃厚。主将の千明龍之佑（4年、東農大二）はけがの影響からか、メンバーから外れた。
1区 伊藤大志（1年、佐久長聖）
2区 井川龍人（3年、九州学院）
3区 中谷雄飛（4年、佐久長聖）
4区 安田博登（3年、市船橋）
5区 諸冨湧 （1年、洛南）
6区 佐藤航希（2年、宮崎日大）
7区 鈴木創士（3年、浜松日体）
8区 山口賢助（4年、鶴丸）
補員 太田直希（4年、浜松日体）、室伏祐吾（4年、早稲田実）、菖蒲敦司（2年、西京）、辻文哉 （2年、早稲田実）、石塚陽士（1年、早稲田実）
東洋大学
出雲駅伝3位とチームの底力を示した東洋大。児玉悠輔が前回大会同様1区に起用された。出雲駅伝でも5区区間賞を獲得したスーパールーキーの石田洸介は4区に登録。前回大会2区を走り、箱根駅伝ではルーキーながらエース区間の2区を任され日本人2位の実績を残した松山和希が後半の7区に。ロード、長い距離を得意とする主将の宮下隼人は3大会連続の最終8区となった。前回3区を走った佐藤真優は補員となっており、当日変更があるか。
1区 児玉悠輔（3年、東北）
2区 前田義弘（3年、東洋大牛久）
3区 九嶋恵舜（2年、小林）
4区 石田洸介（1年、東農大二）
5区 梅崎蓮 （1年、宇和島東）
6区 菅野大輝（2年、姫路商）
7区 松山和希（2年、学法石川）
8区 宮下隼人（4年、富士河口湖）
補員 及川瑠音（3年、一関学院）、大沼翼（3年、東海大山形）、柏優吾（3年、豊川）、佐藤真優（2年、東洋大牛久）、村上太一（2年、北見緑陵）
帝京大学
「過去最高順位（5位）の更新」を目標としている帝京大は、前回大会でも1区を務めた小野隆一朗がスターターに。アンカーの細谷翔馬は年始の箱根駅伝で5区区間賞を獲得。細谷もまた2年連続同じ区間を走る。エースの遠藤大地は補員登録。前回大会は4区だったが今大会ではどの区間を走ってくるか。
1区 小野隆一朗（2年、北海道栄）
2区 橋本尚斗（4年、鳴門）
3区 藤尾壮紀（3年、伊賀白鳳）
4区 森田瑛介（4年、前橋育英）
5区 西脇翔太（2年、名経大高蔵）
6区 中村風馬（4年、草津東）
7区 小林大晟（1年、鎮西学院）
8区 細谷翔馬（4年、東北）
補員 遠藤大地（4年、古川工）、大花将太（3年、中越）、近田達矢（2年、豊川）、末次海斗（2年、鳥栖工）、福島渉太（1年、小林）
順天堂大学
3位以内を目標としている順天堂大。主力が順当にメンバー入りした。前回大会1区区間新・区間賞の三浦龍司は今大会では2区に登録。前半区間で一気に流れを引き寄せられるか。平駿介、野村優作、四釜峻佑、伊豫田達弥の「3年生カルテット」のうち伊豫田が補員となっているが、当日出走が濃厚だ。アンカーの四釜は関東インカレ1部ハーフマラソンで日本人トップ、出雲駅伝でもアンカーを務め区間4位など、着実に走れる選手だ。
1区 平駿介 （3年、白石）
2区 三浦龍司（2年、洛南）
3区 海老澤憲伸（1年、那須拓陽）
4区 石井一希（2年、八千代松陰）
5区 野村優作（3年、田辺工）
6区 内田征冶（2年、開新）
7区 近藤亮太（4年、島原）
8区 四釜峻佑（3年、山形中央）
補員 牧瀬圭斗（4年、白石）、吉岡智輝（4年、白石）、津田将希（4年、福岡大大濠）、伊豫田達弥（3年、舟入）、油谷航亮（1年、八千代松陰）
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