車いすテニスの小田凱人「マジで調子良い」 1セットも失わず決勝へ
朝日新聞社
2024/09/06
(最終更新:)
男子シングルス準決勝、第2セット、観客に声援を求める小田凱人=2024年9月5日午後6時22分、ローランギャロス、伊藤進之介撮影
車いすテニス男子シングルス準決勝で勝利し、小田凱人は観客に向かってポーズを決める=伊藤進之介撮影
車いすテニス男子シングルス準決勝で勝利し、小田凱人(右)はアルゼンチンのグスタボ・フェルナンデスと健闘をたたえあう=伊藤進之介撮影
車いすテニス男子シングルス準決勝は、小田凱人(ときと)が6月の全仏オープン決勝の再現となったグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)との戦いを制し、7日の決勝に進んだ。
第2セットは競る時間帯もあったが、「相手のプレーが良くなっていると感じたけれど、空気感は絶対にこっちのものだと思った」。準決勝を含め4試合はすべてストレート勝ちし、「負ける気がしないですね。マジで調子が良い」と言葉も弾む。
今大会のシングルスでセンターコートの舞台は初めてだった。自分の前の試合では、女子ダブルスで日本ペアが3時間の激闘の末、金メダルに輝いた。「長引いたけど、全く嫌じゃなかった。それを見て試合に入ったので、僕も感化された」
6日、まずは三木拓也と組む男子ダブルスの決勝で、生涯一つ目のパラリンピック金メダルを狙う。
(稲垣康介)
=朝日新聞デジタル2024年09月06日掲載