テニス

特集:パリオリンピック・パラリンピック

車いすテニスの小田凱人「マジで調子良い」 1セットも失わず決勝へ

男子シングルス準決勝、第2セット、観客に声援を求める小田凱人(撮影・伊藤進之介)

 車いすテニス男子シングルス準決勝は、小田凱人(ときと)が6月の全仏オープン決勝の再現となったグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)との戦いを制し、7日の決勝に進んだ。

上地、田中組が金メダル 車いすテニス女子ダブルス パラリンピック

 第2セットは競る時間帯もあったが、「相手のプレーが良くなっていると感じたけれど、空気感は絶対にこっちのものだと思った」。準決勝を含め4試合はすべてストレート勝ちし、「負ける気がしないですね。マジで調子が良い」と言葉も弾む。

 今大会のシングルスでセンターコートの舞台は初めてだった。自分の前の試合では、女子ダブルスで日本ペアが3時間の激闘の末、金メダルに輝いた。「長引いたけど、全く嫌じゃなかった。それを見て試合に入ったので、僕も感化された」

 6日、まずは三木拓也と組む男子ダブルスの決勝で、生涯一つ目のパラリンピック金メダルを狙う。

(稲垣康介)

=朝日新聞デジタル2024年09月06日掲載

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