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ラグビー はや2敗、苦しむ同志社

ラグビー はや2敗、苦しむ同志社
主将の山口を中心に、BK陣は関西一と言われたが・・・・・・ (斉藤健仁)

ムロオ関西大学Aリーグ第2

10月14日@天理親里ラグビー場

同志社大(2敗) 0-59(前半0-19) 天理大(2勝)

1911年に創部し、4度の大学日本一に輝いてきた同志社大が苦しんでいる。昨年は関西6位に沈んで大学選手権へ出ることもできなかったが、今年は「BK陣は関西ナンバーワン」との呼び声も高く、夏合宿の練習試合では東海大や筑波大という関東の強豪にも勝利。だが10月7日の初戦では京産大に試合終了間際の逆転負けを喫した。そして1週間のインターバルで、関西3連覇を狙う最大のライバル・天理大と一戦を迎えた。

前半だけで3トライを奪われての大敗

「先制パンチで自分たちの流れに引き込むことには成功しました」。同志社のキャプテンであるCTB山口修平(4年、同志社香里)が振り返った通り、試合序盤は接点でプレッシャーをかけてペースを握った。しかし、ゴールライン直前まで攻め込むたび、天理の黒い壁にトライを阻まれた。

前半20分を過ぎると、天理のNo.8ファウルア・マキシ(4年、日本航空石川)、CTBシオサイア・フィフィタ(2年、同)らに突破を許し、前半だけで3トライを奪われた。後半も修正が効かずに6トライを献上し、0-59の大敗。同志社が天理大に完封されたのは、関西Aリーグが1964年に現在の8チーム制になってから、初めてのことだという。

ノーサイド直後、山口は呆然としていた。口を開くと、「まだ試合が終わったばかりで何を修正したらいいかわからないですが、ゴール前でトライを取りきれなかった。実力は天理大の方が上だった」と相手を称えた。同志社としては広いスペースでBK勝負に持ち込みたかったが、天理は接点にあまり人数をかけず、スペースを消してきた。同志社は自慢のBKを走らせられなかった。

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昨年のリーグ戦ではフィールドにも立てなかった山口。今年にかける思いは人一倍強い (斉藤健仁)

攻守の要の13番を背負ったキャプテンの山口も、ランやタックルで体を張った。だが、決定的なチャンスはつくれないまま。「アタックが上手くいってなかったです。ゲーム中に修正しようとしたんですけど、なかなかできなかった」と悔しがった。

けがでリーグ欠場、それでも期待されて主将に

身長183cm、体重100kgの大型CTBである山口は、同志社香里中でラグビーを始めた。高校時代はWTB、FBとして活躍し、高校日本代表候補にも選ばれた逸材だった。ただ、花園には出ていないため、全国区の選手ではなかった。大学で実力をつけ、2年になるとAチームのリザーブに入るようになり、大学選手権でもピッチに立った。

3年時は中心選手として「紺グレ」のミッドフィルダーの核になるはずだった……。しかし夏合宿の最後の練習試合で左の足首を脱臼骨折。昨年はリーグ戦に1試合も出られなかった。それでも首脳陣は山口の真摯な練習態度を評価。プレーでチームを引っ張れる選手としても期待を込め、キャプテンに抜擢した。今年は一体感を重視し、「チーム一丸」「日本一」を掲げて取り組んできた。

現実は甘くなかった。開幕2連敗で関西制覇はほぼ絶望的となった。もう1敗すると3位に入るのも厳しくなり、2年連続して大学選手権出場を逃すことに……。「日本一という目標を掲げている以上、これ以上は負けられない」。山口は力を込めて言った。

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体を張ったプレーで状況打開を狙った山口 (斉藤健仁)

関学戦、立命大戦、近大戦、大体大戦、関大戦と、リーグ戦は5試合残されている。山口は「何が悪かったか大いに反省し、火曜日の練習からは切りかえて、2週間後にいい状態で試合ができるようにしたい」と前を向いた。ピッチ外についても、「去年、負けが込んだ状況を外から見てました。負けてるときこそ、チームの真価が問われる。一体感を作り直すように全員に声掛けをしたい」と意気込んだ。

同志社は成長曲線を描けるのか。「どん底まで来てしまったので、はい上がるしかない。ポジティブにとらえてやっていきたい」。やはり、山口キャプテンの双肩にかかっている。

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