サッカー

サッカー 関学大、インカレ出場決定

京産大戦での勝利で、関学はインカレ出場を決めた

関西学生後期リーグ第9節

11月10日@キンチョウスタジアム
関学大(勝ち点44) 1-0 京産大(26)

関学は京産大に耐え忍んで勝った。主将のFW藤原樹(4年、市西宮)は「勝ち切ることができてよかった」と振り返る。今試合の勝利で関学はインカレ出場が決定し、目標であるリーグ戦優勝に向け、望みをつなげた。

「日本一を目指す組織」を見直し

前半開始直後から一進一退の攻防戦。前半7分、フリーキックを獲得するも得点ならず。その後は相手にペースを奪われるが、GK妻鹿寛史(4年、立正大淞南)を中心に全員で守り切った。後半も両者譲らない展開が続く。試合が動いたのは後半38分。MF山本悠樹(3年、草津東)が混戦から抜け出し、合わせたボールはMF中野克哉(4年、京都橘)の元へ。ゴール上部を狙ったシュートに相手は一歩も動けなかった。

その後も、相手の追随を許さず逃げ切り無失点。関学は拮抗(きっこう)した試合を制した。試合を決めた中野は「点がほしいという気持ちで押し込んだ。点を決められたことはもちろん、勝てたこともうれしい」と笑みを見せた。

試合終了も迫っていた中で、中野がチャンスをものにした

敗北は許されなかった。今年掲げた目標は「リーグ優勝、全国優勝」だったが、前節の関大戦では完敗した。藤原は「もう一度『日本一を目指す組織はどうあるべきか』について考え、練習の厳しさも見直した」と話す。1週間、守備に重点を置いて練習し、試合では7試合ぶりの完封勝利を挙げ、練習の成果を発揮した。

リーグ戦も残り2節。最終節には、リーグ戦首位の大体大との試合を控える。藤原は「まずは目の前の桃学大戦に向けて、ぼくらのやるべきことをやる」と意気込む。関西制覇のために、もう負けは許されない。

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