明大、退場響いて筑波に完封負け

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関東大学リーグ戦1部第21節

11月17日@東京・味の素スタジアム西競技場
筑波大(勝ち点38) 2-0 明治大(32)

第21節、明大は集中応援を背に2位筑波大と対戦した。前半21分に中盤でボールを奪われ失点すると、後半36分には追加点を献上。応援を糧に最後まで攻めにいったが、そのまま敗れた。

退場者で勢いつくれず

前期は4-1で快勝した相手だった。前半21分、左サイドからのアーリークロスを逆サイドで待ち構えていた筑波大のMF三笘薫(みとま、3年、橘)にうまく押し込まれた。1点を追いかける明大は後半17分、DF袴田裕太郎(4年、浜松開誠館)に代えて、FW登録の小柏剛(2年、大宮アルディージャユース)を投入して攻撃に厚みを持たせた。

ところがその5分後、コート中央で相手が加速した瞬間にプレスをかけたDF岩武克弥(4年、大分トリニータU-18)が審判から警告。岩武は後半9分にも警告を受けていたため、人生初の退場となった。数的不利になった明大は36分に追加点をねじ込まれた。

集中応援で会場は熱気に包まれていた。この試合は804人もの観客を動員。昨シーズンにくらべ約2倍に。学内でのビラ配りやSNSでの動画企画など、選手とスタッフの積極的なプロモーションが奏功した。栗田大輔監督も「大勢の方が来てくれて、本当に感謝してます」と話す。

最終節の相手は専大だ。順位が確定する試合であるとともに、インカレ前の最後の公式戦となる。GK加藤大智(3年、名古屋グランパスU-18)も「絶対に勝つ」と闘志を燃やす。選手とサポーターが一体となり、次こそ勝利を明治の手に。