陸上・駅伝

特集:東京オリンピック・パラリンピック

110mHで高山峻野が日本新「よっしゃー」、負けた順大・泉谷駿介「すごい悔しい」

13秒30の表示とともにガッツポーズする高山(撮影・藤井みさ)

2019オールスターナイト陸上

7月27日@Shonan BMWスタジアム平塚
男子110mハードル決勝(追い風1.9m)
1位 高山峻野(ゼンリン)13秒30(日本新記録)
2位 泉谷駿介(順天堂大)13秒60
3位 石川周平(富士通) 13秒64

第59回実業団・学生対抗陸上競技大会「2019オールスターナイト陸上」が7月24日、神奈川・Shonan BMWスタジアム平塚であり、男子110m決勝はドーハ世界選手権代表の高山峻野(しゅんや、24、明治大~ゼンリン)が追い風1.9mの好条件で13秒30の日本新記録をマークして優勝。自身ら3人が持っていた日本記録を0秒06更新。東京五輪参加標準記録(13秒32)も突破した。高山はタイムを確かめると、「よっしゃーっ」と叫んでガッツポーズした。2位には高山と同じ日本記録を持っていた泉谷駿介(順天堂大)が13秒60で入った。

表彰式の前に高山と泉谷は言葉をかわした(撮影・藤井みさ)

高山峻野の話
「日本選手権(13秒36の日本タイ記録で優勝)のときは泉谷君を意識してしまったんですけど、今日はレーンも離れていて、自分のレースにしっかり集中できました。まさかここまでのタイムが出るとは思ってなかったんですけど、しっかり出てよかったです。風に引っ張られて、自分の実力以上のものが出たのかなとも思います。オリンピック標準(13秒32)を切ることができたのはうれしいです。次は8月の福井の大会(アスリートナイトゲームズ福井)で(ともに日本記録保持者だった)金井(大旺)君と泉谷君と走るので、彼らについていけるようにしたいです。泉谷君に『高山さんヤバイっす』って言われたので、『泉谷君はいま連戦続きで調子が落ちてるだけだから、僕はもう勝てなくなるから秋に向けて頑張って』って言いました(笑)」

泉谷駿介の話
「練習みたいな感じで出たんですけど、目の前で日本新記録を出されて、すごい悔しいですね。何が何だか分からなかったです。悔しいだけです」

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