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特集:いざ、東京オリンピック・パラリンピック

MGC女子は圧勝Vの前田穂南、2位の鈴木亜由子で東京五輪内定、3位は小原怜

天満屋から2大会ぶり5人目の女子マラソン代表に内定した前田(撮影・佐伯航平)

マラソングランドチャンピオンシップ 女子

9月15日@東京・明治神宮外苑を発着点とする42.195km
1位 前田穂南 (天満屋) 2時間25分15秒 
2位 鈴木亜由子(日本郵政グループ)2時間29分2秒 
3位 小原怜(天満屋) 2時間29分6秒 
4位 松田瑞生(ダイハツ) 2時間29分51秒 
5位 野上恵子(十八銀行)2時間31分14秒

2020年東京オリンピックのマラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が915日、東京・明治神宮外苑を発着点するコースで争われ、10人が出場した女子は前田穂南(天満屋)が2時間25分15秒で優勝し、鈴木亜由子(日本郵政グループ)が2時間29分2秒で2位に入った。この2人が東京五輪代表に内定した。小原怜子(天満屋)が鈴木から4秒遅れで3位だった。東京五輪の代表は3枠で、残り1人は今後の指定大会で2時間22分23秒を切った選手のうち、最もタイムのよかった選手が選ばれる。この記録を突破する選手が出なかった場合は、この日3位だった小原が内定する。

20km手前からの一人旅

男子から20分遅れでスタートした女子は、たった10人でのサバイバルレース。最年少の一山麻緒(ワコール)が飛び出し、最初の1km317秒で入るハイペース。優勝候補と見られていた松田瑞生(ダイハツ)がここで遅れた。すぐに野上恵子(十八銀行)も遅れる。5km1631秒と、ゴールが2時間20分を切るペース。5.4km付近で岩出玲亜(アンダーアーマー)が遅れた。早々に遅れた松田は、じりじりと浮上。10km手前で先頭集団に追いつき、7人の塊でレースは進んだ。13.5kmで一山が遅れ、先頭集団は前田穂南(天満屋)、小原怜(同)、安藤友香(ワコール)、福士加代子(同)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、松田の6人に。気温も上がり、15km通過は5040秒と2時間23分ペースに落ち着いた。松田が再び遅れる。そして15.6kmで前田がスッと先頭に立った。前田は1km320秒を切るペースに上げ、1人、また1人と振り落とす。20kmの手前で後続を引き離し。25km地点で2番手の鈴木に30秒差。一人旅となった前田がそのまま1位でゴール。347秒遅れの2位には鈴木、鈴木から4秒遅れて小原が3位に。再び浮上してきた松田が4位に入った。

いつの間にか誰もいなくなった

優勝した前田穂南の話
「優勝を狙っていったので、すごくうれしいです。仕掛けはあんまり考えてなくて、いつの間にか後ろの選手がいなくなってました。誰か来るかなと思って仕掛ける準備はしてたんですけど、来なかったです。マラソンでオリンピックに出て世界と戦いたいという強い気持ちがあったので、その思いで練習してきました」

マラソンの怖さを知った

2位・鈴木亜由子の話
「これまでにない緊張感を味わいました。2位を確保できてホッとしてますけど、スピードに対応できなくて最後がすごく苦しいレースになってしまって、マラソンの怖さを知りました。もっと練習の質を上げていけるはずなので、レベルアップできる余地はあると思います」

「私が笑ってるように見えるときは『ああ、キツいんだな』と思ってください」と鈴木(撮影・北川直樹)


最後まで粘る走りはできた

3位・小原怜の話
「足がちぎれそうでした。最後まであきらめなければチャンスが広がると思ってました。最後まで粘る走りはできたと思います

速かった。追い切れなかった

4位・松田瑞生の話
「負けを認めて、次頑張ります。速かったです。ベルリンのときに出した記録ぐらいのペースだったので、最後落ちてくるかなと思ってたんですけど、先に自分が落ちてしまいました。追い切れなかったです。(今後については)気持ちが落ち着いてないので。いったん休んでから考え直します」

異例の10人でのフルマラソン大会となったMGCの女子(撮影・佐伯航平)

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