大学バスケ

ルーキー和田蓮太郎は、青学バスケの未来を担う大型シューター

オータムリーグではここまで、和田(中央)は全試合に出場。しびれる場面も経験している

第95回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月14日@日体大世田谷キャンパス
青山学院大 67−81 日本体育大
9月15日@日体大世田谷キャンパス
青山学院大 61−73 早稲田大

本来のプレーが影を潜め、まさかの連敗

7年ぶりのリーグ制覇を狙う青山学院大は、2勝1敗で日本体育大学世田谷キャンパス、とどろきアリーナでの4連戦を迎えた。その序盤の2連戦、春に敗れた日体大とのリベンジマッチを落とすと、ここまで全敗の早稲田大にも敗北。日本一厳しいトレーニングに裏付けられた激しいディフェンスを40分間展開し、電光石火の速攻で得点を奪う青学本来のバスケが影を潜めた。

ここから青学が巻き返すために、まず不可欠なのは選手層の強化だ。青学は選手が4学年で21人と、他の強豪と比べると少ない。そのため、長いオータムリーグを戦い抜くために上級生だけでなく、下級生の活躍も重要となる。

将来のため、日本一厳しい青学へ

そんな中、和田蓮太郎(1年、開志国際)は1年生の中で唯一、全試合に出場。毎試合10分前後のプレータイムの中で、インサイド、アウトサイドの両方から得点し、将来の青学を背負うようなスケールの大きさを感じさせている。

プレーの幅を広げるべく、積極的にドライブを仕掛ける

和田は197cmの長身シューター。高校総体(インターハイ)優勝の立役者としての実績を引っさげ、名門・青学の門を叩いた。数ある強豪大の中から青学を選んだ決め手は「青学は厳しいトレーニングで有名で、自分の弱いところ(フィジカル)を克服するため」と、すでに大学のさらに先、プロでの活躍を見すえている。

恩師に見出された武器と大学で見えた課題

和田の持ち味はその長い腕から放たれるスリーポイントシュートだ。高い確率でゴールを射抜き、美しいシュートフォームは見る者を魅了する。この最大のストロングポイントを見出したのは開志国際時代の恩師、富樫英樹総監督だ。「富樫先生がきっかけをつくってくれて、いまの自分がいる」と恩師への感謝を胸に、いまでも厳しい全体練習の他にシュートの練習を欠かさない。

今年度、序盤はけがで出遅れ、新人戦からの出場となった。そのため3~4年生とマッチアップするのはこのリーグ戦が初めてだ。序盤こそ「得意なスリーポイントシュートを気持ちよく打てた」と、相手の警戒が薄い中でのびのびとプレーできた。しかし試合を重ねるにつれ、相手のマークが厳しくなり、外からシュートを狙う和田に素早く寄せてくるようになった。その中で「ドライブとかフィニッシュを覚えないといけない」と課題に取り組み、プレーの幅を広げている。

サウスポーから放つシュートは和田の大きな武器だ

ここから先試合数が重なるにつれて、長時間コートに立つスタートの選手にかかる疲労は大きくなる。そこで、タイムシェア(出場時間をシェアすることで、主力選手の負担を減らし、パフォーマンスを上げる戦術)が勝負の鍵となる。「今年はつなぎで出て経験を積み、ゆくゆくはオールラウンドにいろんなポジションをやって、プレーの幅を広くしていきたい」と誓う和田。若武者の活躍が、今後の青学を担うのは間違いない。

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