國學院大が三大駅伝初V アンカーの土方英和キャプテンが37秒差を逆転 出雲駅伝
第31回 出雲全日本大学選抜駅伝競走
10月14日@島根・出雲大社~出雲ドームの6区間45.1km
優勝 國學院大 2時間9分58秒
2位 駒澤大 2時間10分6秒
3位 東洋大 2時間10分9秒
4位 東海大 2時間10分18秒
5位 青山学院大 2時間10分51秒
6位 立命館大 2時間13分11秒
学生三大駅伝のスタートを切る出雲駅伝があり、最終6区の逆転で國學院大が初優勝を飾った國學院大の三大駅伝優勝は初めて。7年ぶり3回目の出場で、過去最高は10位だった。
アンカー勝負、主将の土方が決めた
混戦となったレースの最終6区(10.2km)、國學院大はトップの駒澤大から37秒遅れの4位で、2年続けて主将を務める土方(ひじかた)英和(4年、埼玉栄)が駆け出した。6.2km付近で東洋大、東海大とともに2位グループを形成。駒大を追った。どんどん差は詰まり、残り700m付近で土方が駒大の中村大聖(同、同)をとらえ、初優勝のゴールを駆け抜けた。2位には駒大、3位に東洋大、4位に東海大が入り、2連覇のかかっていた青学は5位だった。
國學院大・前田康弘監督の話
「目標は3位以内と言ってたんですけど、建前と本音があります。頂点とりたいよな? と、選手たちに言ってました。ウチが勝つとするなら、(3区の)浦野で先頭か、少なくとも数秒差で帰ってこないといけないと思ってました。アンカーには勝負できる土方を置きました。(レースが終わって、駒大時代の恩師である)大八木監督は握手をしてくれました。これを機に、学生駅伝がもっと盛り上がっていけばと思います。強豪以外でもチャンスあるし、やれるんだぞということが見せられました。全日本(大学駅伝)は3位以内を目標に、優勝も狙っていきたいです」