アメフト

関学アメフトの新主将にRB鶴留輝斗、副将にLB繁治、海﨑、OL高木

関学ファイターズの新幹部。左から副将の高木、副将の繁治、主将の鶴留、副将の海﨑(撮影・松尾誠悟)

昨年の甲子園ボウルで30度目の学生日本一に輝いた関西学院大学アメフト部ファイターズの2020年度の主将に、RB鶴留輝斗(つるとめ・きらと、新4年、啓明学院)が就任した。関学の提携校である啓明学院出身の主将は初めて。同じく副将にはLB繁治亮依(しげじ・りょうい、同、関西学院)、LB悠(同、追手門学院)、OL高木慶太(同、関西学院)の3人が就いた。2月11日に大阪市内で開かれた甲子園ボウル優勝記念祝賀会で発表された。

ライスボウルの試合後に語る鶴留(撮影・北川直樹)
昨秋の関関戦で走る鶴留(中央、撮影・安本夏望)

新たに副将となった3人が下級生のころから中心選手だったのに対し、新主将の鶴留は昨シーズンから本職のRBとして試合に出るようになった。身長168cm、体重91kgの体でパワフルな走りを見せてきた。ただ昨秋の関西学生リーグ最終戦の立命館大戦ではパスを受けたあと、すぐに確保できず、ハードヒットを受けてファンブル。相手にボールを奪われた。関学はこの試合に負けてリーグ2位となり、全日本大学選手権ではい上がって立命との再戦を制して甲子園ボウルにたどり着いた。

西日本代表決定戦前の記者会見で語る繁治(撮影・安本夏望)
ライスボウルで大きなガッツポーズをする繁治(撮影・安本夏望)

リーグ戦の立命戦でミス、4回生が支えてくれた

 今年13日のライスボウルが終わったあと、鶴留はこう言っていた。

「立命戦は僕のせいで負けたという思いが強かった。落ち込んでたら、4回生が支えてくれました。ずっと気にかけてくれて、『チームのためにもっとやろう』と思えました。次は僕ら4回生が下級生を支えて、甲子園ボウル、ライスボウルに連れていってやれるようにしたいです。個人的にはOLぐらいに強いブロックができて、しっかり走れるRBになります。それぐらいを目指さないといけないので、そのための努力をしていきたいです」。人一倍責任感の強い男が、2020年のファイターズを引っ張る。

ライスボウルの試合後、ディフェンスのメンバーに語りかける海﨑(撮影・北川直樹)
ライスボウルでハードヒットを見舞うLB海﨑(44番、撮影・北川直樹)
2018年の甲子園ボウルの試合後に表情を緩める高木(撮影・松嵜未来)
リードブロッカーとして鶴留(39番)を走らせる高木(中央、撮影・安本夏望)

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