アメフト

特集:関西学生アメフト新主将インタビュー2020

関西学院大・鶴留輝斗「“BLUE GRIT”で学生日本一へ」 関西1部新主将インタビュー8完

鳥内前監督は「あんなタックルしにくいヤツはおらん。アイツはええで」と鶴留を評していた(撮影・北川直樹)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関西学生アメリカンフットボールリーグは春のオープン戦をすべて中止しました。4years.では練習自粛の続く18チームの新キャプテン宛てにメールで6項目の質問を送付し、回答してもらいました。最後は3年連続の学生日本一を目指す関西学院大学のRB(ランニングバック)鶴留輝斗(つるとめ・きらと)主将(4年、啓明学院)です。

質問1 理想のキャプテン像を教えて下さい。具体的な人がいるなら、その方の名前を挙げて、どんなところがすばらしいと思うのかについてもお願いします。

キャプテンはチームの勝敗に責任を持つことができ、練習態度や日ごろの行動がチームの模範となる人。チームの進む方向を示す存在です。

今年1月のライスボウルの試合後は、目に涙をためて先輩への感謝を語った(撮影・北川直樹)

質問2 2020年度のチームスローガン(テーマ)と、そこに込めた思いを教えて下さい。もしスローガンがない場合は、自分がキャプテンとなったチームをどんな集団にしていきたいか答えてください。

2020年度のスローガンは“BLUE GRIT”としました。「FIGHTERSとしてのプライド、誇りを持ち、『自分がやる』という気持ちを出して相手に勝つ」という姿勢を表しています。“GRIT”は「気持ち」「根性」という意味で、“BLUE”はチームカラー=FIGHTERSを表しています。部員一人ひとりがFIGHTERSのプライドを持ち、フィールドで自分の気持ちを前面に出して勝利する、という思いを込めています。

質問3 自分自身の過去3年を振り返って、どんな自己評価をしていますか?

自分なりに努力してきたつもりでしたが、昨秋のリーグ戦で立命館大学に敗れて自分の基準の低さに気づき、やっと行動を変えることができました。

質問4 チームにとって、4回生とはどんな存在であるべきだと考えていますか?

目標達成のために何ができるかを自ら考え、誰よりも努力しなければなりません。チームにとって頼れる存在であるべきと考えます。

質問5 この秋、あなたがとくに期待する(期待できると思う)3回生以下の選手を一人挙げて、理由も教えて下さい。

3年生のRB 前田公昭(関西学院)です。1年のときから活躍していますが、今年はより一層筋力トレーニングに力を入れ、さらにパワーアップしています。またアサイメントの理解にも力を入れていて、プレーの意図をよく理解しています。

相手を蹴散らすような走りでチームを引っ張れるか(撮影・安本夏望)

質問6 最後に、秋のシーズンを心待ちにしているアメフトファンのみなさんへの言葉をお願いします。

私たちは目標である「学生日本一」を達成するために、コロナ禍でチームとしての活動が制限される中でも、来るべきシーズンに向けて日々努力しています。スローガンである“BLUE GRIT”を体現する、気持ちのこもったプレーを見てください。応援よろしくお願いします。

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