アメフト

特集:関東大学アメフト新主将インタビュー2020

法政大・山岸達矢「お互いの覚悟を問い続ける」 関東TOP8新主将インタビュー7

山岸(中央手前)は身長170cmと上背はないが、ディフェンスの最前線で躍動する(すべて撮影・北川直樹)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関東大学アメリカンフットボールリーグは春のオープン戦をすべて中止しました。4years.では1部TOP8に所属する8チームの新キャプテン宛てにメールで6項目の質問を送付し、回答してもらいました。第7弾は8年ぶりの甲子園ボウル出場を狙う法政大学のDL(ディフェンスライン)山岸達矢主将(4年、法政二)です。

質問1 理想のキャプテン像を教えて下さい。具体的な人がいるなら、その方の名前を挙げて、どんなところがすばらしいと思うのかについてもお願いします。

プレー・行動を見せて背中で語れる。常にチームを言葉で引っ張ることができる。この二つを兼ね備えた主将です。背中で語れるからこそ言葉に説得力が増し、言葉で発信するからこそ行動に責任が伴うと考えています。

山岸(左端)は3年生だった昨シーズン、副将を務めた

質問2 2020年度のチームスローガン(テーマ)と、そこに込めた思いを教えて下さい。もしスローガンがない場合は、自分がキャプテンとなったチームをどんな集団にしていきたいか答えてください。

今年は『覚悟~ONE~』を掲げました。学生日本一を達成するためには「覚悟」を決め、どんな苦しい状況や困難にも立ち向かわなければならない。それぞれが自分の役割や立場を理解し、何をすべきかを考え、「覚悟」を持って取り組む。自身の「覚悟」に加え、チームメイトの「覚悟」に対しても常に問い続ける。それがチームメイトへの関心、更にはチームが一つになることにつながる。このような意味が込められています。

質問3 自分自身の過去3年を振り返って、どんな自己評価をしていますか?

2年生のときからスターターとして試合に出場していましたが、先輩に支えられ、受け身の行動が多かったと思います。3年生になって副将を務め、主体的に行動した結果、自分の強みを生かして個人としていい成績を残せたと考えています。

質問4 チームにとって、4年生とはどんな存在であるべきだと考えていますか?

チームを引っ張るべき存在であると考えています。そのため、4年生は試合出場の有無に関係なく自分の役割に対して覚悟を持って取り組む必要があります。そういう姿勢を見れば、後輩は自然とついてきてくれると信じています。

質問5 この秋、あなたがとくに期待する(期待できると思う)3年生以下の選手を一人挙げて、理由も教えて下さい。

2年生のLB(ラインバッカー)山田敦也(千葉日大一)です。昨年はfreshmanらしくアグレッシブなプレーで活躍してくれました。現在も地道なトレーニングによってサイズアップを図っており、またミーティングにも主体的に取り組み、リテラシー面も向上しています。今年はこういった取り組みで培ったダイナミックかつクレバーなプレーに期待しています。

2016年度の関学の主将だった兄・明生さん(現・富士通)の背中も追う

質問6 最後に、秋のシーズンを心待ちにしているアメフトファンのみなさんへの言葉をお願いします。

法政フットボールは状況に関係なく、いまできる最大限の努力をして参ります。今後とも、ご声援の程よろしくお願い致します。

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