スピードスケート

特集:北京冬季オリンピック・パラリンピック

高木美帆が銀、今大会二つ目のメダル スピードスケート女子500m

女子500mで滑り終え、スタンドに手を振る高木美帆(撮影・細川卓)

 北京五輪第10日は13日、スピードスケートの女子500メートルがあり、高木美帆(みほ)(27)が銀メダルを獲得した。37秒12の好記録だった。高木美は1500メートルの銀メダルに続く、今大会二つ目のメダル。2018年平昌大会で手にした三つと合わせると計5個となり、自身の持つ日本選手の冬季五輪での最多獲得数を更新。夏季を含めると柔道の谷亮子ら日本女子の最多に並んだ。優勝はエリン・ジャクソン(米)。

高木美帆が銀メダル 2大会連続 スピードスケート女子1500m

 4組で出場した高木美は1位につけたが、14組のエリン・ジャクソン(米)に0秒08差でかわされた。高木美は「自己ベストと渾身(こんしん)のレースをできたことがまずうれしかった。メダル獲得には正直、驚いている」と語り、「残る団体追い抜きと1000メートルにもプラスになる」と話した。

 オールラウンダーの高木美は5日の3000メートルで6位、7日の1500メートルで2大会連続の2位で、12日は団体追い抜きの準々決勝に出場。この日の500メートルで4種目の出場だった。15日の団体追い抜き準決勝(と決勝)、17日の1000メートルにも出場する予定。

 5種目に出場すると、日本勢では1992年アルベールビル大会の橋本聖子、2006年トリノ大会の田畑真紀と並ぶ最多タイとなる。

 連覇をめざしていた小平奈緒(35)は38秒09で17位、郷亜里砂(34)は37秒98で15位だった。

=朝日新聞デジタル2022年02月13日掲載

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