陸上・駅伝

特集:第54回全日本大学駅伝

大阪経済大、関西学院大、立命館大が本戦出場 全日本大学駅伝関西地区選考会

2組1着となった大阪経済大の片山蓮主将(写真・すべて江崎憲一)

第54回全日本大学駅伝対校選手権大会 関西地区選考会

6月19日@たけびしスタジアム京都(京都)
1位 大阪経済大学  4時間06分01秒35 
2位 関西学院大学  4時間06分19秒07
3位 立命館大学   4時間06分55秒68
----------ここまで本戦出場------------
4位 関西大学    4時間07分35秒24 
5位 びわこ学院大学 4時間09分39秒20
6位 京都産業大学  4時間10分19秒77
7位 京都大学    4時間16分24秒93
8位 同志社大学   4時間20分47秒15
9位 大阪大学    4時間22分34秒38
10位 龍谷大学    4時間24分19秒19
11位 神戸学院大学  4時間26分54秒41
12位 近畿大学    4時間28分11秒38

6月19日、全日本大学駅伝の関西地区選考会がたけびしスタジアム京都で開催された。10000mのタイムレース全4組に12校から各10人が出走し、上位8人の合計で争われ、大阪経済大学がトップ通過し、2大連続24回目の出場を果たした。2位の関西学院大学は4大会連続12回目、3位には昨年トップ通過の立命館大学が滑り込んだ。3組目まで終わった時点で立命館大は暫定順位5位で、3位との平均タイム差は10秒ほどあったが、最終の4組で逆転した。本戦出場の3校と4位の関西大学は同時に10月10日の出雲駅伝への出場権も獲得した。

最終4組で、立命館大が本戦出場つかむ

1組はびわこ学院大学の小久保星音(3年)が31分50秒80でトップ。2組は大阪経済大学の主将・片山蓮(4年)が終盤に抜け出し、2位に19秒差をつけて30分34秒54でゴールした。3組は関西学院大学の守屋和希(3年)が立命館大のエース・山田真生(4年)との一騎打ちを制し、全体2位のタイムとなる29分46秒89秒で関西学院大は暫定トップとなった。3組が終わった時点で関西学院大、大阪経済大、びわこ学院大、関西大、立命館大という暫定順位となり、5位までの平均タイムの差は7~33秒ほど。勝負は最終4組までもつれた。

4組は関西大の亀田仁一路(3年)と立命館大の大森駿斗(2年)が引っ張った。5000mをすぎて亀田が前に出ると全体1位となる29分16秒74でフィニッシュ。立命館大は大森が2位、山崎皓太(2年)と中田千太郎(2年)がそれぞれ11着、12着に入り、順位を3位まで押し上げた。

大阪経済大・片山蓮主将の話
「(チームのトップ通過は)少し驚いている部分はあるが、みんなが暑さ対策や生活面、日々の練習などを一生懸命やってきたので素直に嬉(うれ)しい。一番変えたのは当事者意識。例年だと一人のエースに頼ってしまう傾向があったが、今はエースがいない代わりに各自みんながエースという意識でやっている。一人ひとり自己ベストに近いタイムで予選会を走れば必ず通過するというところを意識していた。関西の陸上を盛り上げるためにも、(出場)枠数を増やすのが一番の使命だと思っている。まずは関西トップ、関東の大学にもしっかり戦えるようなチーム状況にしたい」

タイム全体2位(3組1着)だった関西学院大の守屋和希

タイム全体2位(3組1着)だった関西学院大・守屋和希の話
「(立命館大の)山田さんのことはレース前日くらいから意識していた。立命館大には勝ちたかった。残り4000mぐらいからは『いけそうやな』と思い、引き離しにかかった。僕自身も1、2月にケガをしてしまい、上半期はこの予選会にすべてをかける、ここ1本に絞るという意識でやっていた」

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