野球

「動く球」の攻略へ 牧秀悟がダルビッシュに感じたイメージの違い

1月の自主トレで、揺れた状態で浮かせたボールを打つ牧秀悟(撮影・加藤秀彬)
WBC出場選手の過去記事をまとめた特集「WBC戦士と4years.」

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)が、「動く球」の攻略に試行錯誤を続けている。

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 21日にはダルビッシュ有(パドレス)が投手を務めた打撃練習に臨んだ。計4球に対してヒット性の当たりはなかったが、「今日見たことを次に生かしたい」と前向きに捉えている。

 ダルビッシュとの対戦では、直球、スライダー、ツーシームの3球種を打席で体感した。特にツーシームはこれまでに見たことがない感じの質で、「(ツーシームは)自分のイメージは垂れながら(向かってくる)だったが、そのままの強さできた。(変化量も)大きいと思います」。

 大リーグの投手が操ることが多い「動くボール」については、オフの自主トレから対策を試してきた。機械の風圧で揺れながら浮くボールを「本当に芯に当たらないと飛ばない」と打ちこんだ。

 「球が強いので振り負けない力と、あまり見過ぎないようにした方がいいのかなと。まだ初見なので、これから(動く球を投げる投手への対策を)練っていきたいです」

=朝日新聞デジタル2023年02月23日掲載

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