野球

6年のブランクで大学野球に挑戦 慶大・清原正吾がリーグ戦初安打

二回裏慶大、2死一塁から左前にリーグ初安打を放った清原(撮影・安藤仙一朗)

 (10日、東京六大学野球春季リーグ 法大4―1慶大)

清原正吾が入部する際、面談で本人が語った「覚悟」 慶應義塾大・堀井哲也監督(上)

 プロ野球の西武、巨人などで活躍した清原和博さんの長男、慶大の清原正吾内野手(3年、慶応)が、法大との3回戦に7番一塁で先発出場。二回2死一塁の第1打席で、左前にリーグ戦初安打を放った。

 「全ての球種に食らいつくつもりだった」。追い込まれてから高めの変化球を捉えて三遊間を抜いた。

 中学時代はバレー部、高校時代はアメリカンフットボール部に所属。6年のブランクを経て大学野球に挑戦している。持ち前の長打力をアピールし、今春からレギュラーを獲得した。

 法大との1、2回戦でも7番一塁で先発出場していたが、いずれも2打数無安打だった。「一昨日、昨日を振り返って、最高の準備をしてのぞんだ」と、この日は第1打席から結果を出した。

 ただチームは終盤に勝ち越しを許して敗れ、1勝2敗で勝ち点を落とした。自身も第2、3打席は三振に倒れ、「自分を含め、打線が相手投手に負けていた」と話した。

 今後のリーグ戦を見据えて「チームが勝つためならどんなことも貪欲(どんよく)に取り組みたい」と前を向いた。

=朝日新聞デジタル2023年04月10日掲載

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