アメフト

特集:関西学生アメフト主将インタビュー2023

関西大・WR横山智明主将 14年ぶり日本一へ「フットボールに熱中、熱狂する」

関西大の横山智明主将は、誰よりも楽しむことを心がける(ともに提供・関西大学アメリカンフットボール部)

2023年度の関西学生アメリカンフットボールリーグ1部は9月1日、関西大学-甲南大学で開幕します。勝負の秋を前に、4years.からDiv.1に所属する8チームの主将に意気込みなどを聞きました。今回は関西大学のWR(ワイドレシーバー)横山智明主将(4年、関西大学第一)です。

質問1 2023年度のチームスローガンと、そこに込めた思いを教えてください。

今季スローガンのGO MADには、熱中する、熱狂するという意味が込められています。4年生全員で話し合い、フットボールに夢中になって、主体的、能動的に自ら進んでしんどいことに取り組んでいける集団にしようという思いで決定に至りました。

質問2 今年のチームの特徴(プレースタイルや力を入れてきた点)を教えてください。

O/Dともに下級生の頃から試合出場経験が豊富な選手がそろっているワイドチームと、関大の代名詞でもあるキッキングに自信を持っています。新チーム発足当初から、チーム全体でキッキングのファンダメンタルの向上と、多くの選手が引退したタイトチームの再構築に力を入れてきました。

質問3 キャプテンとして心がけてきたことを教えてください。チームメートとの接し方や雰囲気づくり、練習の臨み方など、どんな観点でも構いません。

キャプテンとして、練習中もそれ以外でも誰よりも楽しむことを心がけています。私は、誰かに強いられて活動するよりも、フットボールに熱中してただ単純にうまくなりたいというモチベーションの下、自ら進んで活動することが、強くなる最も簡単な方法だと考えています。チーム全体としても、自ら進んで取り組める雰囲気を作るために、キャプテンである自分が誰よりも率先して楽しもうと考えています。

自信を持つキッキングの向上などに力を入れている

質問4 これまでの3年余りを振り返り、ご自身のプレーやチームに対する思いなど、成長や変化を感じる点を教えてください。

入学当初はコロナウイルスの影響で制限がかかる中での活動となり、その後2年間もけがの影響でほとんどプレーすることができませんでした。そのため、普通にフットボールができることがどれだけ幸せなことかを実感することができ、メンタル面で大きく成長できたと感じています。また、けが中にオフェンススタッフを兼任させてもらったのでプレーの理解度やフットボールIQも向上したと思います。

質問5 この秋のキーマンを1人教えてください。合わせて理由もお聞かせください。

#15 K(キッカー)中井慎之祐(2年、関大高等部)です。春の関学戦では決勝FGを決め切るなど、勝負所で活躍してくれました。秋には僅(きん)差の試合も増えると思うので、中井のFGやキックオフが勝敗を分ける可能性が高いと思います。

質問6 最後に、秋シーズンの目標・意気込みとともに、ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

昨年は例年の関西リーグ3位という定位置から1つ順位を上げることができました。昨年度の勢いそのままに、今秋季は関西リーグを制し、必ず14年ぶりの日本一を達成しますので、ぜひ会場で熱い応援をよろしくお願いいたします。

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