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連載:アメフト応援団長・コージコラム

アメフト応援団長コージ・トクダ、今年は動きます!早稲田大で「学生の声を聞きたい」

アメフト応援団長、今年は動きます!早稲田大の花宮選手と語り合いました(撮影・井上翔太)

4years.をご覧の皆様こんにちは!アメフト応援団長のコージです!いかがお過ごしですか?

僕は先日、引退セレモニーをホームの福岡で終えてきました。
満席の中、皆様に見送られながらチームを去ることが出来るなんて、加入する時は想像もしませんでした。幸せな3シーズンでした。改めて本当にありがとうございました!!!

新企画の名は、、、決まってません(笑)

そして最近はランニングが趣味になりました。引退して少しは運動しないといけないなと思い、始めてみたら今ではすっかりハマってしまって、夜な夜な5kmから10kmくらいの距離を走って、汗をダラダラと流しています。走っている時間が現実を忘れさせてくれると言いますか。現役時代は長い距離を走る事がほとんど無かったので不思議な気持ちでもあります。「自分って走るの好きだったんだ」ってね。

引退セレモニー、改めてありがとうございました!(提供・otonari福岡SUNS)

さて早速ではありますが、コージコラムの新企画が始まります!!!
その名も、、、まだ決まってません(笑)。というか、決めないかもしれません。もし読者の皆さまの中で「これはどう?」っていうのがあれば、教えてください。

新企画の内容ですが、各大学のアメフト部にお邪魔して、選手の皆さんにインタビューをさせていただきます!!なかなか強引でしょ(笑)。応援団長、今年は動きます!

これの良いところがですね、試合中や試合後ではない「アドレナリンがゼロ」の状態で、リアルな本音が聞けるところなのです。とにかく学生の生の声を聞きたい。そういうところから始まったこの新企画!!第1弾は「早稲田大学BIG BEARS」からスタートです。

2022年の甲子園ボウルに出場した現在の関東王者。毎年好成績を残す強豪チームです。それでは早速いってみましょう!

甲子園ボウルなど、山ほど聞きたいことが……

取材当日は、朝の10時から早稲田大学東伏見キャンパスで選手と待ち合わせ!暖かくてとても良い天気で、練習にはうってつけの日。キャンパスが近づいてくると、多くの部活生が歩いていました。

敷地内の広いロビーに着くと、チームのジャージーに袖を通した1人の選手がすでに待ってくれていました。エースRBの花宮圭一郎選手(4年、足立学園)。早稲田の注目選手として、目が離せない選手の一人です。

お互い軽くあいさつを交わした後、昨年の甲子園ボウルなど聞きたいことが山ほどあったので、すぐにインタビューに入ることにしました。まずは基本的な生活サイクルについてです。

聞きたいことが山ほどあって、インタビュー予定時間を大きく過ぎました(撮影・井上翔太)

コージ:今の生活サイクルを教えてもらってもいいですか?

花宮選手(以下、花宮):はい。朝6時に起きて、7時半から朝の筋トレを約1時間半します。その後に授業がある時は高田馬場の早稲田キャンパスへ行き、夕方に東伏見に戻ってきて練習とミーティングを遅くまで行う流れです。

なるほど。確かにアメフト漬けの生活をしている!「僕の大学時代もアメフト漬けだったなぁ」と感慨深く聞いていました。

コージ:花宮選手が思う早稲田ってどんなチームでしょう?

花宮:総合力を大事にしているチームで、オフェンスで言えば「プレーハード」をスローガンに掲げて最後までとことんやりきるチームです。

強く言い切ったところに覚悟と信念を感じました。

「関西のチームに勝つには?」に意外な答えが

アメフトとはチームの総合力なのか、個々の能力の集まりなのか。表裏一体であり、究極にして永遠のテーマかもしれません。

コージ:花宮選手にとって去年はどんな年になりましたか?

花宮:急成長の年でした。春はけがなどに苦しめられましたが、復帰してからはありがたいことに活躍させていただき、試合の舞台を経験することで大きく成長出来たと思います。

試合を経験することは、練習とは比べ物にならないほど成長すると言われているのは、このことなのかもしれないですね。

コージ:特に一番大きい舞台である甲子園の経験が、大きく成長につながったってことですかね?

花宮:そうですね。

昨年の甲子園ボウルでタッチダウンを決めた花宮選手(25番、撮影・西畑志朗)

コージ:実際に甲子園を経験して、関西のチームに勝つにはどうするべきか答えは見つかりましたか?

ここで意外な答えが返ってきました。

花宮:正直まだ分かってはいません。

コージ:え!ちょっと意外な答えだった。戦うことで何か考えが変わってしまったのかな?

花宮:まず試合をしてみて率直に感じたことは、点差以上に力の差を感じたことです。総合力で勝てるかと思えば、関学の総合力の方が上手で、個々の力でも関学の方が上手でした。

コージ:なるほど。1年間自信を持って取り組んでいたことが、いざ相手を前にしたら歯が立たないと痛感してしまったのか。

花宮:そうですね。3年生以下は初めての甲子園で浮き足立っていたというのもあるかもしれませんが、とにかく強かったです。

自分たちの取り組みを全て疑わせるほどに力のある関学もまた、とても悩みに悩みながら毎年変革していっているのでしょう。

花宮:方法は試行錯誤しながら取り組んでいきますが、絶対に勝つという気持ちだけは変わりません。今年は特に相手を認めて「自分達は挑戦者なんだ」と強く思うことで、また違う結果になると思います。

花宮選手が今でも夢で見るプレー

強くなるチームは決して油断はしない。一つひとつの試合を成長ととらえて、考えながら確実に甲子園に進もうとしている。そして最後に、花宮選手が僕に言った一言が強く印象に残りました。

花宮:今でも悔しくて、夢で見るプレーがあるんです。

気持ちがよくわかるから、余計にグッと来てしまいました。
僕も大学3年生の時の甲子園ボウルで、立命館のどうしても歯が立たない選手に「めちゃくちゃ強いですね」と口に出して言ってしまったことがあります。後から思い出しても、試合中にそんなことを言ってしまうなんて、恥ずかしくて情けなくて。結果的に完敗したことを思い出しました。

コージ:どんなプレーだったか聞いてもいい?

花宮:甲子園ボウルの第3Q、僕がハンドオフを受けてカットバックのプレーで、自信のあるプレーだったんですが、きれいに関学のシステムで止められてしまいました。そのタックルしたDFの選手が高校の後輩だったんです。

花宮選手もたくさん質問してくれました(撮影・井上翔太)

実際にプレーを見てみると、関学の背番号33の山村翔馬選手(4年、足立学園)がDF最後尾のSFの位置から素早い上がりで花宮選手に一直線にタックルに向かい、ほとんどゲインを許さなかった素晴らしいプレーでした。

自信のあるプレーをかつてのチームメートに止められたことは、確かに心に残る事だろう。ただ、花宮君は続けてこうも言った。

花宮:もう一度対戦したい。次こそは必ず勝ちます!

試行錯誤しながら秋の甲子園ボウルへ必ず舞い戻るという強い覚悟を感じ、また一つここにドラマがあったなと知ることができ、花宮選手のインタビューを終えました。次は早稲田大学の司令塔QB・國元孝凱選手(4年、早大学院)に突撃します。

アメフト応援団長・コージコラム

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