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連載:アメフト応援団長・コージコラム

コージが行く東京大学 理で考えがちだからこそ、月10万回の「頭のネジを外す」練習

早稲田に続く訪問企画、今回は東大へ!(すべて撮影・井上翔太)

4years.をご覧の皆さまこんにちは! アメフト応援団長のコージです。

それにしても暑い日が続きますね。ちょっと外出ただけで、もう汗が止まらないし、気がついた時には日に焼けて黒くなってしまっています。皆さま、夏バテしないように気をつけてくださいね! ちなみにそれを僕がハマっている韓国語で言いますと「더위를 먹지 않도록 조심하세요」(トウィルルモクチアントロチョシマセヨ)と言います(笑)。ぜひ夏休みに韓国へ行った際は、使ってみてください。

皆さまに一つだけご報告があります。私、ついにアメフトを始める前よりも体重が下がりました。今は78kg。2017年に「withB」をやってた頃と同じくらいです。特に意識はしてないのですが、どこまで減っていくのやら。アメフトをやらないと思ったら食欲が増えないといいますか。改めてお互いに夏バテしないように気をつけましょうね。

ついにアメフトを始める前よりも体重が減りました

本郷三丁目に着いたときから、なぜか緊張感が……

さて始めます!!

「学生の生の声を聞きたい」というところから始まった新企画「コージが行く!」。勝手にタイトルを決めました。しかし採用されるかは分かりません(笑)。

第2弾は「東京大学WARRIORS」。関東TOP8で唯一の国公立大学。スポーツ推薦の選手がいないにもかかわらず、常に1部で戦い続ける文武両道の最強チームです。

当日は、東京大学最寄りの本郷三丁目駅から向かいます。駅に着いたときからなぜか異様な緊張感が……(笑)。異常な暑さがそうさせたのか、東京大学という名がそうさせたのか。そもそも東大に入ることって、なかなかないですもんね。しょうがない。

広い広いキャンパスの中をしばらく歩いていくと、アメフト部の部室が見えてきました。そしてそこには、カラダの大きな選手が1人待ってくれていました。練習前ということで、運動しやすい半袖短パン姿で待ち構えてくれていたのは落合康選手(3年、麻布)。ポジションはオフェンスライン(OL)。どおりで大きいわけです。

ただ大きなカラダの威圧感とは裏腹に、とても優しい顔をした落合選手。早速、2人が向かい合うような形でいすに座り、インタビューを開始しました。

部室にお邪魔し、落合選手との対談がスタート!

大学からチャレンジするのが当たり前のアメフト部へ

コージ:落合選手初めまして。まずどうしても気になるのが、アメフトとの出会いなのですが、教えてもらってもいいですか?

落合選手(以下、落合):はい。高校時代は水泳部に所属していたので、大学でも水泳部にするか迷っていました。ただ、アメフト部は未経験者が圧倒的に多く、大学からチャレンジするのが当たり前になっていたので、新歓も頑張っていたアメフトに入部することにしました。

コージ:確かに、アメフトは大学から始めても戦えるスポーツの一つですもんね。水泳部からだとカラダを大きくするのは大変だったんじゃないですか?

落合:水泳部は高校2年生で引退したのですが、その時は体重が80kg程度だったんです。ただ、その後の受験勉強のとき、家に引きこもってると、気がついたら体重が95kgになっていました(笑)。

コージ:カラダを大きくするセンスある(笑)。家族のみんなは応援してくれていますか?

落合:家族は僕がビビりだと思っているので、アメフトをやるって言ったときは驚いていました。でも、そう思いながらも応援してくれています。

コージ:意外とビビりなんだ? 怖いもの知らずに見えますけどね。

意外にもビビりだと話す落合選手

理屈で通用しないことに本気になる

落合選手の人となりが分かるエピソードもあり、次の質問をするまでアメフトをしている姿は、あまり想像がつきませんでした。

コージ:東京大学WARRIORSといえば、やはりクレバーで一つひとつ緻密(ちみつ)な練習を行うイメージがあるのですが、どんな練習をしているんですか?

落合:確かに僕たちの長所としましては「考える力」だったり「真面目さ」だったりするのですが、アメフトはそこだけではダメだと思うので、僕たちならではのある練習を行なっています。

コージ:確かに考える力や一つの物事に取り組む力は、どのチームより強いかもですね。どんな練習ですか?

落合:頭のネジを外す練習です。

まさかの答えに、思わず声をあげて驚いた。

コージ:え!! どんな内容ですか?

落合:頭のネジを外して、「理屈以外に数をやる」をモットーに、OLユニット全体で【1カ月でダミーに10万回ぶつかる練習】です。

1カ月で10万回!!!!!

仮に15人でやるとしても1人あたり6666回。30日間、毎日やったとして1人222回。

これは確かに頭のネジが外れてしまう(笑)。物事を理で考えることのプロである東大生だからこそ、あえて理屈で通用しないことに本気になる。これをみんなで達成したというのだから驚きました。

深く考える選手たちだからこそ「頭のネジを外す」ということに驚かされました

新生OLユニットを引っ張っていく覚悟

コージ:今年の目標は?

落合:去年4年生のOLユニットがごっそり抜けてしまったので、僕がOLユニットをシーズンの最後まで引っ張って、「落合なら勝負に勝ってくれる」という信頼を勝ち取りたいです。

新生OLユニットを自分が引っ張っていくんだという熱い目標を伝えてくれました。

コージ:最後に好きな食べ物はありますか?

落合:はい! 東大の近くにWARRIORS御用達の立ち食いのうどん屋さんがあります。毎日食べても飽きないくらいおいしくて、量も多くて、天ぷらもおいしくて、とてもおすすめです! 僕たちオフェンスラインの食事を支えてくれています。

コージ:学生街のご飯屋さんって本当に助かりますよね。その中で落合選手が普段頼むメニューって何ですか?

落合:「すだちおろし醤油うどん」です。

いやさっぱりしてんな(笑)!!

次は東京大学WARRIORSの主将にお話を聞きました。お楽しみに!!

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アメフト応援団長・コージコラム

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