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連載:アメフト応援団長・コージコラム

主将時代の変革、「遊び」から見えたもの 「コージ・トクダ物語」大学編4

法大アメフト部で主将としてチームを引っ張った(写真はすべて本人提供)

4years.をご覧の皆様こんにちは。アメフト応援団長のコージ・トクダです。いかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウィークも終わり平日モードへの気持ちの切り替えがなかなか大変ではありますが、おいしいもの食べて一緒に頑張っていきましょうね。

ギア上げ、平日はジム掛け持ち

最近の僕はと言いますと、実は一気にギアを上げて取り組んでいます。練習で週末は福岡に通いながら、平日の東京ではジムを二つ掛け持ちで通い出しました。

同じ日にジムからジムへのハシゴをしたりする時もあります(笑)。その時は移動の時間があまりないのでタクシーで移動します。疲れた僕を見てタクシーの運転手さんが「ジム終わりですか?」と聞いてくると、「そうなんです」と答えつつも「いや、ジム始まりでもあります」と訳の分からないことを答えて、タクシーの運転手さんを苦笑いさせることもあります。

とにかく! 自分自身の肉体改造をしたくてしたくてしょうがない時期なのだと思います。この勢いがいつまで続いてくれるのやら(笑)。

主将時代、良い伝統はすべて残した

さて今回は、以前シリーズ化しながらも途中で止まっていた「コージ・トクダ物語」大学編の続きをお話ししたいと思います。皆さま覚えていますか? なかなかお話しする機会のなかった「禁断の大学時代の話」をお送りさせて頂いておりました。

フッパン焼けの夏に1年生目線で振り返る 「コージ・トクダ物語」大学編3

当時日本一の強豪チーム法政大学トマホークス(現オレンジ)に入部することになった僕が何を考えてアメフトに取り組んでいたのか。また当時のチームの取り組みなどをお話しさせて頂きました。今回は主将に選ばれた僕が日本一を目指す上でどのような取り組みを行ったのかをお話しさせて頂こうと思っております。

欲しかった交流の場で決意

と一丁前なことを言いましたが、実はハッキリ言って特に大きな変革は行いませんでした。学生主体のチーム運営も変わらず、上級生が率先して仕事を行うのも変わらず。基本的には「良い伝統」はすべて残しました。新たに増えた取り組みといえばこれです。

「レクリエーション」

ん? レクリエーションといえば小学校や中学校の時、遊びの時間で聞いたような言葉だぞ、とお思いの皆様。その通りです(笑)。練習後に1年から4年の全員でいくつかのチームを作り、綱引きやリレーのような対決式の遊びを行うのです。

当時、部員も多く全員と話をする機会もなかった上に、あまりよく知らないまま卒業していく先輩方を見てきて、「それはダメだ」と思い、取り組むようになったレクリエーション。遊びだからこそ、皆が平等に話し合えるコミュニケーションの場が欲しかったのです。社会で言うところの「社内運動会」みたいなことですかね。

コミュニケーションの場ができると、意外な一面も見られた

意外な一面、見られる場面も

実際にレクリエーションをやって行く中で、初めて話すチームメートがいたり、意外な一面を見ることができたり、様々な発見がありました。そのレクリエーション、個人的には成功だったと思っています。ただ練習で疲れ果てた後のレクリエーションは遊びとは程遠いモノになっていたのは言うまでもありません。いろいろな伝統が受け継がれていく中で、後にも先にもこの1年で生まれてなくなった伝統予備軍はこの「レクリエーション」しかないのかもしれません(笑)。

当時の後輩へ。「いや、なくすんかーい(笑)」

今回は、そんな嬉(うれ)しくも寂しいお話をさせて頂きました。そしてこの大学編、本当に嬉しい反響が多く、同じような環境で頑張るアメフト部の皆さまに少しでも参考になれればと思います。また来月お会いしましょう。

アメフト応援団長・コージコラム

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