アメフトは「○○するスポーツ」 初めて観た先輩芸人がコージ・トクダに放った言葉
4years.をご覧の皆さまこんにちは。アメフト応援団長のコージ・トクダです。
本格的に梅雨に入り、毎朝目覚ましの代わりに雨で起きる生活を過ごしています。起きるとまずベランダを開けて雨の強度を確かめ、傘の大きさを決めます。雨粒で目の前が白くなるほどの雨の時は70cmのジャンプ傘。動体視力で粒を確認できる程度の時は65cmのジャンプ傘。かかっても問題ない程度の小雨の時は60cmと細かく決まっています。いやアメフトコラムで何の話をしてるんだw
さぁ! 大学アメフトも春のオープン戦が始まっております。つい先日は母校・法政大学と日本大学が激突しました。結果は14-13で日本大学の勝利。関西では昨年の王者・関西学院大学も関西大学との対決を7-7の同点としています。いずれも接戦の春の試合でしたね。
ある程度力が拮抗(きっこう)しているからこそ、秋にはガラッと変貌(へんぼう)したチームで他者を圧倒する試合が楽しみでもあります。「春はいい勝負をしていたのに」と。観戦する側としては春の試合を基準として観ることができるいい試合だったのではないでしょうか。
お笑いコンビ「三四郎」の相田さんに連絡したのが始まり
さて、そんな話が出たので今日は初めてアメフトを観た人の感想で印象に残っている話をさせて頂きます。
その前に「アメフトは〇〇をするスポーツ」に当てはまる言葉について、皆さまは何を思い浮かべますか?
それは、2021年シーズンの10月10日に行われた「X1Area(エックスワン・エリア)」のサンズvs.パイレーツ。別件でたまたま連絡頂いたお笑いコンビ「三四郎」の相田周二さんに「自分(サンズ)の試合があるのでぜひ観に来てもらえませんか?」と連絡したのが始まり。「昼以降なら時間つくれる」とのことで初めて試合を観に来て頂きました。もちろん事前のルール説明や試合の流れも全くお伝えすることなく、ただ僕の背番号「9」とだけお伝えして。
試合は前半同点のなかなかに白熱するいい試合で、ルールがわかる身としては面白い試合をしているのを肌で感じていた。ただ試合中も心のどこかで「相田さん楽しんでもらえているかな?」と気になっていました。内心終わった後に「何が起きてるか全くわかんなかったよ」と言われるのが怖くもあった。試合は28-17でなんとか僕の所属するサンズが勝利することができた。
脳裏に焼き付いた「面白かった」の次に出た言葉
試合後に相田さんと会う時のひと言目がとても緊張した。待ってくれていた相田さんに駆け寄る。「相田さんありがとうございました! なんとか勝つことができました!」
さぁどうだ?
「いやめちゃくちゃ面白かったよ!!」
良かったー!! わかってくれた。
「ルールとか何となくわかりましたか?」
「見てたら何となく分かったよ。それよりも一番面白かったのは……」
ここからである。この感想がいまだに僕の脳裏に焼き付いている。
「コージが毎回『邪魔』されてるのが面白かった」である。
いや、邪魔っていうか、パスプロやブロックをされてるってことであって。
「毎回行こうとしてる方向を『邪魔』されてるのがなんか笑えてきた」と。予想外の感想になぜかめちゃくちゃ笑った。確かにその見方はなかった。芸人さんならではというか。
確かに邪魔で成り立っているかもしれない。パスプロ、ブロック、インターセプト、QBサック、タックル、よく考えたら全てが「邪魔」なのかもしれない(笑)。
はい。これが三四郎の相田さん的アメフト観戦法でした(笑)。アメフトって「邪魔」するスポーツという見方をしたら確かに面白いなと思った出来事でした。いろんな見方があっていいスポーツなのだと改めて奥深さを感じました。