本田真凜が引退会見「幸せな競技生活でした」 今後はプロ転向へ
フィギュアスケート女子で、2016年世界ジュニア選手権を制した本田真凜(22)=JAL=が11日、東京都内で引退会見を開き、「これまでの人生はすべての思い出にスケートがある。幸せな競技生活でした」と振り返った。
現在、明大4年。今季限りでの引退を決めていたといい、昨年12月の全日本選手権が最後の大会となった。右骨盤を痛めた影響もあって最下位だったが、「心を込めて演技ができた。思い残したことはない」。今後については「これまで通りスケートを頑張りながら、いろんなことに新しく挑戦したい」と話した。
交際を公言している男子世界王者の宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=について、報道陣から「順調ですか?」と質問が飛ぶと、照れ笑いを浮かべながら「は、はい」とうなずいた。その上で「宇野選手に限らず、スケーターはみんな小学校の時から一緒に頑張ってきた仲なので、幼なじみのような感覚。いろんな支えがあったからこそ、スケートが大好きなまま引退までたどり着けた」と周囲への感謝を口にした。
本田は2001年、京都府生まれで、5人きょうだいの3番目で次女。全日本選手権には9年連続でエントリーし、初挑戦の15年はジュニア選手ながら9位に食い込み、16年には自己最高の4位に入った。連覇を狙った17年世界ジュニア選手権では、アリーナ・ザギトワ(ロシア)に次ぐ準優勝をつかんだ。
=朝日新聞デジタル2024年01月11日掲載