レスリング元木咲良が金 「技の言語化」で飛躍、ノート20冊超える
パリ・オリンピック(五輪)第16日の10日、レスリング女子62キロ級の元木咲良(22)=育英大助手=が金メダルを獲得した。
埼玉県出身。2000年シドニー五輪レスリング男子グレコローマンスタイル代表だった父・康年さんの影響で競技を始めた。
小、中学生のころは全国大会で2位や3位が多く、高校総体も優勝経験がなかったが、群馬・育英大に進学してから飛躍的に成績を伸ばした。
大学2年の時はひざのけがで半年以上練習できない時期もあった。困難を乗り越え、22年世界選手権59キロ級3位。パリ五輪の選考が始まる前に五輪階級の62キロ級に変更した。国内の強敵との競争を制し、23年世界選手権に出場。銀メダルをつかんで初の五輪出場を決めた。
=朝日新聞デジタル2024年08月11日掲載