レスリング

特集:パリオリンピック・パラリンピック

尾崎野乃香が銅、レスリング68キロ級 階級上げて臨んだ初の五輪

レスリング女子68kg級で銅メダルを獲得した慶應義塾大の尾崎野乃香(撮影・柴田悠貴)

 パリ・オリンピック(五輪)第12日の6日、レスリング女子68キロ級の尾崎野乃香(21)=慶大=が初出場で銅メダルを獲得した。

慶大・尾崎野乃香 大学でイスラム学ぶレスラー、階級上げてパリオリンピック銅メダル

 東京都出身。小学2年でレスリングを始め、スピードあるタックルを持ち味に小学5年から全国少年少女選抜選手権を2連覇。中学でも好成績を残し、寄宿舎制で英才教育するJOCエリートアカデミーに入校した。

 シニアでは62キロ級を主戦場とし、2021年世界選手権3位、22年には金メダルを獲得した。だが、パリ五輪の国内代表選考で敗れ、同階級での出場を逃した。

 その後、68キロ級に階級を変更。東京五輪の男子グレコローマンスタイル60キロ級で銀メダルを獲得した文田健一郎の父・敏郎さんの指導を受け、力をつけた。大学では、イスラム教について研究している。

=朝日新聞デジタル2024年08月07日掲載

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