18歳の小田凱人が金メダル 車いすテニス男子、国枝慎吾以来の頂点
パリ・パラリンピック第11日の7日、車いすテニスの男子シングルスで第2シードの小田凱人(18)=東海理化=が金メダルを獲得した。決勝で、世界ランキング1位の第1シード、アルフィー・ヒューエット(英)を6―2、4―6、7―5で破り、この種目の日本男子としては2008年北京、12年ロンドン、21年東京大会を制した国枝慎吾以来、2人目の頂点にたどり着いた。
愛知県一宮市出身。9歳のころ、左股関節の骨肉腫と診断され、太ももの骨の一部などを切除した。10歳から車いすテニスを始め、15歳でプロ転向を宣言。23年の全仏オープンで17歳1カ月という史上最年少で4大大会初優勝。パラリンピックはパリが初出場で、三木拓也(35)=トヨタ自動車=と組んだ男子ダブルスは銀メダルを獲得した。
=朝日新聞デジタル2024年09月08日掲載